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老人医療費助成なくし3万6000人が対象外/子ども医療費負担月千円→3〜4千円に/松井府政が福祉医療制度「見直し」 制度充実こそ求め署名始まる

 身体・知的障害者医療対象の高齢者や就学前の子どもらに府が実施していた医療費助成制度で、これまで自己負担なしだった薬局での調剤費に500円の自己負担を導入、月2500円の負担上限をはずすなど大きな患者負担増を伴う「見直し」が検討されています。

 子どもの医療費負担では、これまで1回500円、1医療機関では1000円が上限だったのが、1回ごとに、これまでの500円に加え、薬局代500円で計1000円の負担となります。
 子どもの平均受診回数が月3〜4回とされています。
 1月当たりの上限も撤廃されるため1医療機関なら何回受診しても月千円ですんだのに3千〜4千円の負担が必要になります。

 見直し案では、このほか、新たに精神障害者1級、重度の難病患者が、新たに対象となる一方、重度障害、難病以外の老人に対する助成は行わないとしています。
 これにより、65歳以上の3万6300人の制度の対象外となるなど多くの問題を抱えています。
 窓口負担が増えることによる受診抑制を心配する声があがり、患者への負担増押しつけでなく制度の拡充こそ必要と署名運動が広がっています。





   


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