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大阪府立高 統廃合案 大正と泉尾、西淀川と北淀

(教育委員会会議資料より)
 大阪府教育委員会は5日、教育委員会会議を開き、2016年度の府立高校再編整備対象校案を決めました。3年連続定員割れの高校を再編整備の対象とする「府立学校条例」と、「府立高校・大阪市立高校再編整備計画」に基づくもので、11月の教育委員会会議で正式決定するとしています。
 府教委の案は、大正高校と泉尾高校(両校とも大阪市大正区)を統廃合し泉尾高校校地で総合学科高校に(18年度に既存校の募集停止・新校入学者募集開始)、来年度から募集が停止される西淀川高校(大阪市西淀川区)と北淀高校(大阪市東淀川区)を統廃合し北淀高校校地で「学び直し」ができるエンパワメントスクールにするとしています。(18年度に北淀高校募集停止・新校入学者募集開始)。また、和泉総合高校(和泉市)をエンパワメントスクールとするなど5校を改編、能勢高校(能勢町)を豊中高校(豊中市)の分校とするとしています(改編時期はいずれも18年度入学者から)。
 府立高校再編整備をめぐってはこれまでに池田北、咲洲高校が保護者や地域、生徒らの強い反対を押し切って募集停止されています。傍聴していた西淀川高校保護者の郡山麻理さんは「西淀川高校の生徒は7割が自転車通学です。定期代が払えず自転車でないと通学できない子がいます。そういう子どもたちが北淀高校まで通えるでしょうか。公立高校に来るなと言っているようなものです。西淀川高校は津波避難ビルにもなっています。なくなるのは住民の命や安全にかかわる問題です」と強い口調で語りました。

子どもの学習権奪う 小林党府文教委責任者が談話
 日本共産党大阪府委員会の小林裕和・文教委員会責任者は5日、大阪府教育委員会の府立高校統廃合方針について談話を発表しました。
1.大阪府教育委員会は本日、府立大正高校と泉尾高校を統廃合する方針を決めました。来年度から募集停止される府立西淀川高校は北淀高校と統廃合するとしました。
 これは、地域住民と学校関係者の高校存続への切実な願いに背を向けた統廃合の押しつけです。憲法に保障された子どもの学習権を奪うものであり、許されません。
 私たちは、府立高校統廃合方針を撤回することを強く求めます。同時に、府立高校・大阪市立高校7校廃校計画の撤回を重ねて求めます。
1.今回の方針は、“3年連続定員割れ”の高校は「再編整備する”府立学校条例などに基づくものです。
 この4年間、公立・私立高校の募集人数は、子どもの高校進学を保障する観点から学校関係者の合意で、府内進学予定者より3000人以上多く確保されてきました。
 そのため、入学定員に満たない高校が一定数生じることは当然です。これらの高校は、子どもの教育にとって重要な役割を果たしており、存続・発展が必要です。
 入学定員を満たしているかどうかを高校存廃の基準にせず、府立学校条例の「再編整備」条項は撤廃すべきです。
1.いま、府の教育行政に求められているのは、府民の切実な教育要求に応えて、公立高校受け入れ枠を増やすことや、35人学級を高校に拡大することなど、教育条件を良くすることです。
 日本共産党は、安部政権の補完勢力である維新の政治による高校廃校計画に反対し、府民・学校関係者と力を合わせて、高校を守り発展させる運動を進める決意です。


「しんぶん赤旗」2016年9月6日付より



   


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