暮らし守る論戦へ　１０月６日　石川府議が一般質問

　大阪府の９月定例府議会が２７日、開会しました。会期は１２月２０日までの８５日間。日本共産党の石川たえ府議が１０月６日午後１時から一般質問を行います。
　松井一郎知事は９月府議会に３６８億円の補正予算案を提出。鉄道可動式ホーム柵整備費や児童福祉施設、障害者施設等の整備費補助金など府民の要求にこたえるものもある一方、高速道路大和川線建設なども盛り込まれています。
　大阪府立大学と大阪市立大学の統合、府立産業技術研究所と大阪市立工業研究所の統合、府立公衆衛生研究所と市立環境科学研究所の統合・独法化など府市統合を前提にした議案が提出されます。国民健康保険の広域化、府立西淀川高校廃止、大正高校と泉尾高校・西淀川高校と北淀高校の統廃合、患者の自己負担を増やす福祉医療費助成の改悪など、府民から反対の声が強くあがっている問題が議論されます。
　本会議で松井一郎知事は、リニアの早期全面開業、大型開発推進・「大阪都」構想の目先を変えた「副首都・大阪」の年度内の成案化、府市の機能統合について具体的に言及。一方、深刻さを増す府民の暮らしの実態には触れず、待機児童解消は「特区」による規制緩和で進めるとのべました。

「しんぶん赤旗」2016年9月28日付より

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