「副首都」の名で万博、カジノ？　「推進本部会議」が第6回会合

「副首都」の名で万博、カジノ？　「推進本部会議」が第6回会合

　大阪府の松井一郎知事や吉村洋文大阪市長が実現を目指す「副首都」構想が、万博、カジノなど大型開発を推進するためのものだということがはっきりしてきました。
　大阪府と大阪市が共同設置する「副首都推進本部会議」の第６回会合が２１日開かれ、昨年１２月の発足以来の議論を中間整理案としてまとめました。
　案は、２０２０年をめどに「副首都としての基盤を整える」と明記。具体的には、高速道路・淀川左岸線延伸部の建設などのインフラ整備、総合区や特別区制度の検討などに取り組むとしています。
　府が２５年の誘致を目指す万博については、「副首都・大阪の発展を加速する起爆剤」と位置づけ、カジノを中核とした統合型リゾート（ＩＲ）とともに誘致を促進する方針です。

　会議後、吉村市長は「（万博は）大阪にとって大きな起爆剤になるし、統合型リゾートも一緒にできれば大阪は大きく変わる」と強調しました。「大阪都」構想から「副首都」に看板を付け替え、「副首都」の名で人工島の夢洲（ゆめしま・大阪市此花区）を会場候補地とした万博やカジノなどの大型開発を進めるのが狙いです。

「しんぶん赤旗」2016年9月23日付より

トップページ　｜　議員　｜　おもな活動　｜　政策・見解　｜　定例議会　｜　府政資料　｜　リンク

(C)日本共産党大阪府議会議員団

大阪市中央区大手前2丁目大阪府庁 TEL06(6941)0569 FAX06(6941)9179　メールjcp@gikai.pref.osaka.jp