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西淀川高校の募集停止決定 大阪府教委 府立学校条例を初適用

 大阪府教育委員会は26日、3年連続定員割れとなっていた府立西淀川高校の募集を2017年度から停止することを決めました。
 府教委は昨年9月、3年連続定員割れの学校を再編整備の対象とする府立学校条例(12年3月制定)を初めて適用し、西淀川高校について今春の入試で志願者が募集定員を下回れば17年度から募集を停止するとしていました。今春の入試では定員240人に対し志願者が142人、今後も改善は見込めないとして募集停止を決定し、事実上廃校が決まりました。16年度中に統合整備の方針を決めるとしています。
 府教委は18年度までに府立と大阪市立の七つの高校を廃校する再編整備計画を策定しており、これまでに府立池田北高校と府立咲洲高校の廃止を決定しています。
 西淀川高校の存続を求めてきたPTA会長の郡山麻里さんは「定員割れだからこそ救われた我が子を持つ私たちが、定員以上の生徒を集め、誰かを落とすために活動するのはとても切ない思いでした」と言葉を詰まらせました。「定員割れの高校が近くにあるから高校に行きたい子どもたちが高校に行くことができます。西淀川高校では先生が生徒1人ひとりにていねいに向き合ってくれて生徒は学び直しをし、成長していっています。先生がバラバラになったら、このよさが引き継がれるのか不安です」と語りました。
 西淀川高校を支える会の村上良一会長は「学校のいいところが引き継がれるようできることはしていきたい」と話しました。


撤回を強く求める 党府委員会 小林文教委責任者が談話

 日本共産党大阪府委員会の小林裕和・文教委員会責任者は25日、「府立西淀川高校の募集停止決定の撤回を求めます」との談話を発表しました。談話は次のとおりです。

1、大阪府教育委員会は本日、府立高校「再編整備」実施対象校としていた府立西淀川高校について、2017年度入試から募集停止することを決めました。
 これは、憲法が保障する子どもの学ぶ権利を奪い、学校関係者と地域住民の高校存続への願いを踏みにじるものであり、許されません。私たちは同校の募集停止決定を撤回することを強く求めるとともに、府立高校・大阪市立高校7校廃校計画を撤回することを重ねて求めます。
1、同校募集停止の根拠とされているのは、府立学校条例にある“3年連続定員割れの高校は「再編整備」する”という規定です。この規定が高校に持ち込まれたことによって、高校間の生徒獲得競争があおられ、教育を歪めています。
 公立・私立高校の募集人数はこの間、府内進学予定者数より3000人以上多く確保されており、入学定員に満たない高校が一定数生じています。これは、子どもの高校進学を保障する観点から重要です。
 入学定員を満たしているかどうかで高校を評価し存続の基準にすることをやめ、府立学校条例の「再編整備」関連条項は撤廃すべきです。
1、いま教育行政に求められているのは、府民の切実な教育要求に応えて、公立高校受け入れ枠を増やすことや、35人学級を高校に拡大することなど教育条件を拡充することです。
 日本共産党は、安倍自公政権の補完勢力である「おおさか維新」による高校つぶしを許さず、府民・学校関係者と力を合わせて、高校を守り発展させる取り組みを進める決意です。



「しんぶん赤旗」2016年3月26日付より



   


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