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維新の会、否決済みの「大阪都構想」持ち出し 政治力必要と国政政党も/「再度挑戦するのが我々の使命」松井氏 知事・大阪市長W選争点に

 松井一郎知事(大阪維新の会幹事長)は、28日、府庁内で記者団に「大阪都構想に再度挑戦するのがわれわれの使命だ」と語り、「都構想」を公約にして知事・大阪市長のダブル選に挑む考えを鮮明にしました。

 都構想は5月の住民投票で否決され、橋下徹大阪市長は「政治家を引退する」「結果を重く受け止める。やっぱり間違っていたということになるんでしょうね」、松井氏も「それぞれが悩まれて判断した結果で真摯に受け止める」とそれぞれ述べていました。

 ところが、松井知事は7月になって、「『二重行政』の解消には制度を変えなければいけない」「(大阪都構想の住民投票について)4年後の統一地方選になればあり得る」などと「大阪都構想」再挑戦の発言を具体化させました。

 自民会派の提案で設置した「大阪戦略調整会議」の規約に▽「大阪都構想」の対案▽二重行政の解消のための維新の会の掲げる課題の明記を要求。
 7月24日の初回会合が紛糾、8月13日の第2回会合は、自民などの欠席で流会するなど、「大阪会議は死滅した」(橋下氏)、「大阪会議はなくなった」(松井氏)など、「二重行政」の解消は「大阪都」でしかできない状況を描こうとしています。

 そして、11月28日、「大阪都構想に再挑戦するのは我々の使命」(松井氏)だとして、11月22日のW選の公約に「大阪都構想」実現を掲げて臨むことを明確にしました。
 橋下氏は、知事選候補について「松井氏しかいない」と述べています。

 国政をめぐっては、官邸筋から戦争法案(安保法制)をめぐって「維新は分裂した方がいい」との声がすでに挙がっていたとされ、6月には安倍首相と橋下氏が会談。
 8月25日には松井氏が菅義偉官房長官と都内で会食、「最近の維新の会は立ち位置がふらふらしている。維新は維新らしく」と言われ、松井氏は橋下氏とともに27日、維新の党を離党、28日には大阪維新の会を国政政党にすると維新の党の分裂をしかけました。

 これには、「今回、分裂を仕掛けた背景には11月に予定される大阪府知事選、大阪市長選に向けた橋下氏や松井一郎大阪府知事の影響力確保の思惑が指摘されている。…大阪都構想は5月の住民投票で否決され、橋下氏は政治家引退を表明した。…地元議会や反対派との接点を探る努力もしないまま構想を蒸し返すようでは、民意の軽視である」(1日付「毎日」社説)、「政局的な打算ばかりが透けて見えれば、有権者の理解は得られない」(1日付「日経」社説)など、マスコミからも批判が上がっています。




   


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