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ピースおおさか リニューアルに府民・市民の声を 府議団、市民団体と懇談

 日本共産党府議会議員団は4日、「ピースおおさか」(大阪国際平和センター)の展示方法や内容について変更が検討されている問題について、「ピースおおさかのリニューアルに府民・市民の声を!実行委員会」の要請を受け、懇談・意見交換しました。

 「ピースおおさか」をめぐっては、橋下知事時代に展示内容が問題とされ補助金をカット。
 維新府議らから「自虐的」「加害に偏重」などの声があがっていました。

 松井一郎知事も、「自虐的批判に配慮する」としてリニューアルを決め、今年度後半に一時閉館、来春再オープンの計画となっています。

 2月には「実施計画」中間報告が出され、展示に当たっての留意点として、「政府の統一的な見解を踏まえつつ、事実を客観的に展示することを基本とし、資料源について十分に配慮するなど公正・公平を期す」などの文言が追加されるなど、問題点が浮かび上がっていました。
 これに対し、大阪大空襲の研究や平和問題に取り組む人たちでつくる「ピースおおさかのリニューアルに府民・市民の声を!実行委員会」が3月8日、岡田重信・ピースおおさか館長、橋爪紳也・リニューアル監修委員長に対し、「実施計画」中間報告への要請書を提出。
 その内容や問題点を知ってもらおうと各会派の議員への要請、意見交換を行っているもの。

 要請では、床への映像投影や薄っぺらなパネルの展示ではなく、「空襲に寄り添い、追悼の場とすべき」ことや「戦争遺物に語らせる展示」を重視すべきだと指摘。
 「防空壕の疑似体験」については、安易な疑似体験施設では、空襲の激烈さを伝えられず、子どもが深く考え、理解し、自ら育つ展示にする必要性を強調しています。

 懇談では、▽空襲に特化するといっても、隣には「東洋一」の砲兵工廠跡がある。焼夷弾をつくり、中国・重慶の爆撃などに使われていた。空襲には加害と被害の両面が当然ある▽防空壕の疑似体験というが、当時の防空壕は、つくれと言われるからつくった身を守ることなどできないようなものがほとんどで実態に合わない。防空壕で蒸し焼きになって死ぬこともあった▽「世界中が戦争をしていた時代」がテーマのバースがあるが、だから仕方なかったということにならないか。(橋下氏らの)慰安婦発言にもつながるのでは▽留意点として「政府の統一的な見解を踏まえつつ」という文言が盛り込まれたが、今の安倍政権の危険な流れを反映する恐れもある▽背景を含めた全体像を客観的事実に沿って知ることが出きることが大事に――などの意見がだされました。

 府議団からは、宮原たけし、くち原亮の両府議が出席、府議団としても申し入れなどを進めていることを紹介、今後も「ピースおおさか」の設置理念に沿ったリニューアルとなるよう取り組みを進めていく必要性を強調しました。




松井知事、「自虐的」批判に配慮してリニューアル予算 「自分も自虐的と言っていた」昨年2月会見

 松井知事は昨年2月前年度予算案発表の記者会見で、「ピースおおさか」のリニューアル予算について記者から問われ、府議時代、自身が展示について「自虐的だと言ってきた」として、「だからそういうものではなくて、戦争の悲惨さ、大阪大空襲の被害者の皆さんの慰霊、そういうものを考慮してリニューアルをした」と発言しています。

 該当部分を紹介します(2013年2月14日記者会見)。
《松井知事 …それは、やっぱり過去の戦争の悲惨さ、大阪のその時の悲惨な状況、それで犠牲になられた方をしっかりと弔っていく。それと、やはりこの平和な、世界平和ですよね、そういうことに対して、そういう価値観をしっかりと府民全体で持っていくという部分に対しての、寄附行為の変更によるリニューアルということで、リニューアル予算をつけました。
 でも大分、議会とも、そのとき僕、議会におったけども、まさに自虐的やという部分も多々、リニューアル前のそういう展示物に対しては、そういう声もありました。そういう声も全て取り入れて、新しいピースおおさかをつくるということです。
記者 そういう自虐的であるという批判にも一定配慮されたということでしょうか。
知事 うん。だって、当時、議会にいるときは、僕は自虐的やんかということを言っていたのでね。そういうところはやっぱり、自分自身もそういうのを見て、だからそういうものではなくて、戦争の悲惨さ、大阪大空襲の被害者の皆さんの慰霊、そういうものを考慮してリニューアルをしたと、こういうことです》














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