トップページ メールはこちら
Google
WWW を検索 日本共産党府議団サイト内を検索
議員おもな活動政策・見解定例議会府政資料リンク


                                                                                         
「アジアへの侵略と加害の展示を」「啓発と予防の徹底を」/「ピースおおさか」リニューアル、ノロウイルス対策強化で府議団申し入れ

 日本共産党府議会議員団は5 日、松井一郎知事に、猛威をふるうノロウイルスによる食中毒の予防のための対策強化と展示施設をリニューアルする計画の「ピースおおさか」の展示内容について、アジアへの侵略と加害についても展示するよう求める申し入れを行いました。

 ノロウイルスによる感染性胃腸炎(食中毒)の集団発生が全国で相次ぎ、嘔吐物による呼吸障害などで死亡する事例も起きるなど、とりわけ、高齢者や障害者、子どもなどが感染すると重篤な事態をもたらすケースが少なくありません。

 申し入れでは、ノロウイルスについての正確な情報の提供や手洗いの励行など府民への積極的な啓発を行うとともに、学校調理場や保育所、幼稚園、病院、高齢者・障害者施設や大勢の人が集まる場所での対策強化を求めています。

 「ピースおおさか」については、2015年4月のリニューアルオープンを目指して、このほど出されたリニューアル実施計画の中間報告は、「政府の統一的な見解を踏まえつつ、事実を客観的に展示することを基本とし、資料源を十分に配慮するなど公正・公正を期す」などの留意点を示しました。

 ピースおおさかの展示内容をめぐっては、自民議員などが「加害に偏りすぎている」などの議会で取り上げたりするなど、圧力が加えられるとともに、研究者から全体的・客観的な事実をゆがめることのない展示を求めるうごきもありました。

 応対した府民文化部は、申し入れの内容はピースおおさかを運営する財団「大阪国際平和センター」に伝えると応じました。

 申入書は、現在提案されている展示内容が太平洋戦争にいたる経過がわずかであり、日本によるアジアへの侵略・加害の事実が抜け落ちていると指摘。
 「日本が行った『アジアへの侵略と加害』についても展示するなど、日清戦争がはじまった事実経過から第二次世界大戦(太平洋戦争)終戦までを事実に基づいたものへと改める」よう求めています。

 申し入れには、それぞれ4人の府議団はじめ、山本陽子(平野区)、小谷みすず(大正区)、小松久(八尾市)、おりぐち勲(枚方市)、あらい真(豊中市)の元府議・府議候補が参加しました。




2つの申し入れ書は以下の通りです。

大阪府知事 松井 一郎 様

2014年2月5日
日本共産党大阪府議会議員団
団長  宮原 威

「ピースおおさか展示リニューアル『実施設計』中間報告(案)」の見直しを求める申し入れ

 このほど、「ピースおおさか」の「展示リニューアル『実施設計』中間報告(案)」が示された。そこでは、「展示にあたっての留意点」として、「政府の統一的な見解を踏まえつつ、事実を客観的に展示することを基本とし、資料源について十分に配慮するなど公正・公平を期す」とし、「A.昭和20年、大阪は焼き尽くされた」、「B.世界中が戦争をしていた時代」、「C.戦時下の大阪のくらし」、「D.多くの犠牲を出し、焼け野原になった大阪」、「E.たくましく生きる大阪」、「F.私たちの未来を創っていくために」という「展示ストーリー」が提案されている。
 しかし提案された「展示内容」には、太平洋戦争に至る経過とアジアの被害については、10分程度の映像による紹介の中でのごく一部でしか触れられておらず、日本によるアジアなどへの侵略・加害の事実がほとんど抜け落ちたものとなっている。
 日本がおこなった戦争は、日本が領土拡張をめざした侵略戦争であったという歴史の事実に基いた展示をおこなってこそ「なぜ日本は太平洋戦争に突入することになったのか」を理解できるものであり、戦争を回避し、「二度と戦争はしない」という誓いを世界に発信することにもつながるものである。
 第二次世界大戦後の国際秩序は、日独伊による侵略戦争を不正不義のものと断罪することを共通の土台としている。こうした立場にたってこそ欧米やアジアの理解がえられ、真の国際化にも対応できるものである。過去の歴史に真摯に向き合うことなしに未来はない。
 よって、「ピースおおさか」の展示リニューアルにあたっては、下記のように見直すよう求めるものである。

 日本が行った「アジアなどへの侵略と加害」についても展示するなど、日清戦争がはじまった事実経過から第二次世界大戦(太平洋戦争)終戦までを事実に基づいたものへと改める。
 

以 上




大阪府知事 松井 一郎 様

2014年2月5日
日本共産党大阪府議会議員団
団長  宮原 威

ノロウイルスによる感染性胃腸炎等の対策強化を求める申し入れ

 浜松市におけるノロウイルス大規模食中毒をはじめ、ノロウイルスによる感染性胃腸炎の集団発生が全国で相次いでいます。
集団発生の多くはノロウイルスによるものであることが推測され、厚生労働省も予防啓発を各都道府県によびかけるとともに、「ノロウイルスについてのQ&A」を改正し、啓蒙を促していることはご承知のとおりです。
 大阪府でも「ノロウイルス対策リーフレット」をはじめ「Q&A」の作成で府民へのノロウイルス対策のよびかけがされていますが、今年に入っての集団発生の原因のほとんどがノロウイルスであるとの報告もある中で、これ以上の流行を広げないためにも速やかな対策強化がもとめられます。
 とりわけ、高齢者や障がい者施設をはじめ、学校教育施設、保育所・幼稚園など集団感染の可能性の高い施設でのこれ以上の感染拡大を防ぐことが急務です。また、ノロウイルスは全数届出感染症には分類されていませんが、発症例が増加傾向にある中、自治体でも各施設及び医療機関からの報告を義務付ける基準を作成することが求められています。
 以下、府民の不安を解消し、命を守るために緊急に次の対策を求めます。

1、府政だよりの活用をはじめ、的確な府民への情報提供をすすめること。公共施設に手洗いの方法やノロウイルスの予防法について掲示し、府民への啓蒙をすすめること。

2、学校給食調理場、調理員に手洗い・消毒などの予防を徹底すること。

3、府有施設、学校教育施設・保育所・幼稚園など公共施設、病院・高齢者施設・障害者施設、駅や大規模集客施設で、トイレ等の手洗い石鹸の継続的な設置状況を調査し、設置を徹底すること。

4、高齢者施設及び医療機関等からの、予防および発生状況についての報告を義務づける基準を作成すること。

以 上












トップページ | 議員 | おもな活動 | 政策・見解 | 定例議会 | 府政資料 | リンク
(c)日本共産党大阪府議会議員団
大阪市中央区大手前2丁目大阪府庁 TEL06(6941)0569 FAX06(6941)9179 メールjcp@gikai.pref.osaka.jp