オスプレイ 反対を表明 八尾・田中誠太市長
大阪府八尾市の田中誠太市長は６日、日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長が米軍機オスプレイの飛行訓練で八尾空港の活用を検討するよう政府に提案し、政府側も前向きにとらえていることについて、「国からの安全性、合理的な理屈の説明が全くない中で今回の発言が行われていることは非常に遺憾だ」と述べ、改めて受け入れ反対を表明しました。同市役所で記者団に語りました。
田中氏は「（周辺は）関空、伊丹、神戸、八尾の空港と飛行場が多種多様に飛んでいる地域でもあり、オスプレイが訓練する場所が確保できるのか。住宅、企業も密集しているが、国として安全性が合理的に説明してもらえるのか」と疑問を提示。「そういった説明もまったくない中で反対と言っている」「八尾空港でオスプレイの訓練ができる状況はないとしかいまは思えない」と話しました。
同時に発表した「見解」では、「本市としても、安全保障の重要性は認識している」としつつも「何ら情報が示されていない中で、市民の安全・安心の確保を最優先に掲げる基礎自治体として、訓練受け入れについて反対」と表明しています。（「しんぶん赤旗」６月７日付）
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