松井知事　軍関係者は「風俗店で楽しんで」　橋下大阪市長「慰安婦」発言で

松井知事　軍関係者は「風俗店で楽しんで」　橋下大阪市長「慰安婦」発言で

　日本維新の会の橋下徹共同代表（大阪市長）が１３日、大阪市役所で記者団に「慰安婦制度は必要」、米軍に「風俗店を活用して欲しい」などとの発言、国内外から批判と懸念が高まっています。

　この問題について１４日、記者団に問われた松井一郎知事は、橋下氏の発言を、「本音」だとし「軍関係者であろうと合法的に風俗店については楽しんでいただいてもいいのでは」という趣旨だなどと発言。
　橋下発言を擁護するだけでなく、「風俗で楽しんで」とは、人間の尊厳をおとしめ、踏みにじるもので、およそ公職にふさわしいとは言えません。

　従軍慰安婦について、公権力による強制があったとする「河野談話」の見直しを求める産経新聞の「主張」でさえ次のように記しています。

　《橋下氏が米軍幹部に述べた「風俗業活用」発言など、もってのほか》《およそ有力政治家が口にする言葉ではなかろう》（１５日付）

　石原慎太郎・維新の会共同代表も「軍と売春はつきもの」などと橋下氏を擁護。維新の会の存立そのものを問う声もあがっています。

松井知事の発言要旨（１５日付「朝日新聞」より抜粋）

　僕は橋下徹さんらしいなと。彼は自分の問題意識を建前論でなく本音でどんどんぶつけていく。
　（米軍の司令官に風俗業の活用を進言したのは）合法的な風俗のお店でストレスを発散してくださいねということ。違法な売春を活用しろという話しではない。合法的な風俗店で楽しんでいただいたらいいんじゃないかと（橋下氏は）言ったんだと思う。（進退については）政治家として建前だけでなく、本音で思うところを発言した。政治家橋下徹を否定することにはならない。

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