生活に寄り添う成長戦略に 大阪府議会特委で曽呂利議員
 日本共産党の曽呂利邦雄大阪府議は２０日、府議会決算特別委員会で松井一郎知事に大阪の経済成長戦略について、「府民の暮らしに寄り添った成長戦略に変えなければいけない」とただしました。
曽呂利氏は、「大阪の成長戦略」は"進展している"というが、数値目標の達成状況すら明らかになっていないことを指摘。「いま府内経済をどうしていくかが肝要であり、成長戦略が掲げるインフラ整備などの巨大投資では赤字を増やすだけだ」と断じました。
松井知事は「『大阪の成長戦略』は大阪産業の競争力強化が狙い」だと居直り、今月から「国際戦略総合特区」に進出した企業への「地方税ゼロ」制度がスタートしたことを自慢し、「大阪の経済成長を実現することによって、経済の活性化、雇用創出、税収増加につなげる」と述べるにとどまりました。
曽呂利氏は「税収が伸びないのは、府民所得が上がらず、消費が冷え込む一方だからだ」と反論。「地に足の着いた府民の暮らしに寄り添った成長戦略にしなければいけない」と強調しました。
また、医療的ケアが必要な重症心身障害児・者の状況を把握し、支援策などさらなる推進をはかるべきだと追及しました。
|
