少数意見を尊重し　交渉会派に認めよ／党大阪府議団　議長・各会派に要請

　日本共産党大阪府議団は１９日、府議会で選出された浅田均議長、上野和明副議長と各会派に、党府議団を「交渉会派」と認めるよう申し入れました。
　府議会では、議会運営委員会への参加や本会議で代表質問ができる「交渉会派」は５人以上とされていますが、党府議団としてはこれまでも、議会の民主的改革の提案のなかで、少数会派の意見が尊重・反映できるよう３人以上とすることを求めてきました。
　先の府議選で日本共産党は４人当選ですが、得票率が府内全体で１１．６％を獲得したことを示し、「多くの府民の負託をうけた議員・会派として府議会でその意見を反映する場を保障されるのは当然の権利だ」と要望しています。
　議長団への申し入れで宮原威団長は「すぐに結論がでない場合でも引き続き議論を」と要望するとともに、５月議会に重要な議案が提案されることから、代表質問と討論などが行えるよう求めました。
　浅田議長は「要望の趣旨は承りました。議会運営委員会理事会で検討します」と述べました。

「しんぶん赤旗」2011年5月20日付より

日本共産党府議団が議長団に提出した要望書は以下の通りです。

２０１１年５月１９日

大阪府議会議長　　浅田　均　　様
大阪府議会副議長　上の　和明　様

日本共産党大阪府議会議員団
団　長　　　　　宮原　　威

「交渉会派」についての要望書

　大阪府議会では、議会運営委員会や政務調査委員会など議会運営や政策条例の議論をおこなう場への参加や、本会議代表質問などをおこなうことができる、いわゆる「交渉会派」を５人以上とする申し合わせが確認されてきた。
　日本共産党大阪府議会議員団は、これまでも議会の民主的改革を提案する中で、「交渉会派」を３人以上にすることなど、少数会派の意見を尊重・反映するよう求めてきた。
　先の大阪府議会議員選挙の結果、日本共産党大阪府議会議員団は４人となったものの、党として府内選挙区の６割で候補者を擁立し、３６１，７９２票（得票率１１．６０％）を獲得した。
　多くの府民の負託を受けた議員・会派として、大阪府議会でその意見を反映する場を保障されることは当然の権利であり、日本共産党大阪府議会議員団を「交渉会派」として認めていただくよう要望する。

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