基礎年金

国庫負担引上げ早急に

府議会が全会一致意見書



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討論にたつ小谷議員=16日、府議会本会議




     12月定例府議会の閉会本会議が16日開かれ、22件の議案をすべて賛成多数で可決したほか、「基礎年金の国庫負担3分の1から2分の1へと早急に引き上げを求める意見書」など3本の意見書を全会一致で可決しました。

 共産党 府立高つぶし案などに反対

 議案の採決にあたって日本共産党の小谷みすず議員が討論にたち,見解と態度を表明しました。
 小谷議員は、府立高校へのエアコン設置事業で関電・大阪ガスの共同体一社しか受注できない仕組みや99・83%という異常な高値落札の実態、三洋電気の新工場誘致で10億円の補助金交付の根拠が示されなかったことを指摘。「関電の会長も三洋電機の会長も(太田知事の選挙母体の)『21世紀大阪がんばろう会』の発起人と現会長であり、事業の公明正大さに府民から疑念がでている」とのべました。
 議案として提出されている「大阪府立高等学校等条例一部改正」(府立枚方西高校と府立磯島高校を統合し普通科総合選択制の府立枚方なぎさ高校を設置するなど)は「府民の願いに反する府立高校つぶしの一環」と反対を表明。関連して夜間定時制高校の14校廃止の強行決定、エアコン使用料未納者退学方針を「教育をうける権利を奪う」などと批判しました。
 老人医療費助成の大枠廃止、障害者・母子家庭・乳幼児の医療費の新たな府民負担をやめるよう要求。中小企業支援の問題で、借り換え融資制度の利率引き下げなど融資枠の改善、中小企業向け官公需発注の目標の65%への早期達成と生活、福祉、環境型の公共事業への転換を求めました。
 議案への態度として、府立高校の統廃合以外、箕面有料トンネルの建設や府教育委員会委員の任命への同意など計6件に反対しました。

 




2003年12月17日付「しんぶん赤旗」より
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日本共産党大阪府議会議員団