大阪府議団 咲洲を視察

 日本共産党大阪府議団(10人)は5日、大阪南港の「咲洲(さきしま)」コスモスクエア地区を視察しました。

 咲洲は、大阪市が1980−1990年代に、国際交易、情報通信の拠点として造成した3つの人工島の1つ。企業立地が進まず、拠点施設のWTC(ワールドトレードセンター)やATC(アジア太平洋トレードセンター)も経営破たん、港湾計画自体の見直しが検討されています。

 橋下徹府知事は、WTCへの府庁移転や、ベイエリアの活性化を市と共同で進めたい考えを示しています。

 一行は、コンテナを積んだ大型トラックが行き交う同地区をまわり、3月に閉鎖された「ふれあい港館」など各施設を視察。市港湾局から、WTCの処理について市が買い取るよりも売却の方向で検討していること、「高付加価値ものづくり産業の発展を支える」など、臨海部の土地利用の方向性について説明を受けました。

 視察には、同党の安達義孝、尾上康雄両市議が同行、当初計画にない住宅の建設など、行き詰まっている現状を説明しました。


2008年12月7日付「しんぶん赤旗」より