多重債務者にも生活福祉資金を

がもう議員が質問

 日本共産党の、がもう健大阪府議は1日、9月定例府議会の一般質問にたち、多重債務者間題をとりあげました。大阪の多重債務者は約12万人(2008年2月)とされ、自己破産申し立ては1万4千件にのぽっています。

 がもう議員は、多重債務問題の解決策の一つとして、国が「顔の見えるセーフティーネット貸付」を提起していることを示し、府の「生活福祉資金」をそれにあてるよう提案。同資金は多重債務者へは貸し付けないとしていることから、厚生労働省が低所得者への経済的支援として積極的に活用するよう指示していることを示し、多重債務者にも貸し付けるよう主張しました。

 橋下徹知事が「払える返済額に落とすことが重要。貸していくのは誤った方法」との認識を示したため、がもう議員は「全国で実施されているのは生活再生のための貸し付けだ。認識が遅れている」と指摘しました。

(質問大要はこちら)


2008年10月5日付「しんぶん赤旗」より