橋下府知事が少数会派否定
 大阪府議会で発言

 10日開かれた大阪府議会本会議で橋下徹知事は、少数会派の発言を否定する発言を行いました。

 問題の発言は、日本共産党の堀田文一府議が、高校・大学進学のための同和奨学金で申請者は全員返還免除という特別扱いがあることを指摘し、ただちに廃止するよう求めたことに対して行われました。

 橋下知事は「議会の議決を経て適切に処理している。特別扱いではない」と答弁。堀田府議は「議会が議決していても問題あるものはゼロベースで見匿すのが知事の仕事ではないのか」と主張しました。

 これに対し知事は「議会の議決に行政は拘束される。主張を通したいのなら多数派をとっていただいてから私にぷつけてください」とのべました。議場は騒然となり、民主党などからも批判があがりました。

 阿部誠行府議団幹事長が議長に抗議したのをうけ、橋下知事は11日の本会議冒頭で、言いすぎを認め、該当部分の削除を申し出るとしています。

(堀田議員の質問大要はこちら)


2008年3月11日付「しんぶん赤旗」より