国道43号 大気汚染の解決を要望
国土交通省近畿整備局に 住民や宮本参院候補ら

 「国道43号の大気汚染公害の根本解決のために阪神高速西大阪線の料金の無料化を」と港区、大正区の住民らは2日、大阪市の国土交通省近畿地方整備局を訪れ、要望・交渉しました。


 日本共産党の宮本たけし前参院議員(選挙区候補)、小谷みすず府議、矢達幸大阪市議、西原みゆき元府議、斉藤かをる港区市政対策委員長、いのちとくらしを守る港区区民会議のメンバーらが参加しました。


 国道43号が区内を横断している同地域の住民は、大型車両の排ガスや騒音、振動に苦しめられています。通過車両を国道に沿って高架になっている阪神高速西大阪線を利用するように誘導することでの、渋滞緩和や環境改善を求めています。


 阪神高速道路株式会社が2008年度をめどに料金体系の見直しを計画しているなか、無料化を検討するよう国からも働きかけるよう求めました。


 近畿地方整備局側は.「深刻な実態をうけとめ、行政としてできることには着手していきたい」と発言しました。


 住民らは、独自の環境調査も示し、「いのちのかかった問題として受け止めてほしい」「父差点の改良などはこの間も取り組まれてきたが、根本的な解決のためには、通過車両は高架を通るようにするしかない。そのためには無料化しかない」と訴えました。


 宮本氏は、「国は西大阪線の料金引き下げの社会実験にも取り組んだことがある。高架部の西大阪線を通過することが解決になるとみていたということではないか」と無料化について真剣な検討を要請。荷主のコスト削減強要などの問題を含めて国交省の各部門が連携して改善するよう求めました。


2007年7月4日付「しんぶん赤旗」より