医師不足 「打開へともに」山下さん

党提案持ち 府医師会と懇談

 本共産党の山下よしき参院比例候補と奥村健二府議は15日朝、「深刻な医師不足を打開し、『医療崩壊』から地域をまもる日本共産党の提案」をもって大阪市天王寺区の府医師会を訪れ、歓談しました。


山下候補は、地方でも都市部でも医師の絶対数が不足している問題や、勤務医の過酷な労働環境を指摘し、「世界第2の経済大国である日本で安心して赤ちゃんが産めないのは異常です。政治の責任が問われます。」とのべました。


同会の後藤安男事務局長は、1月24日に府医師会を含む府地域医療推進協議会が「安心して受診できる皆保健制度を守ろう」と開いた府民集会の内容を紹介。


「この提案と、私たちの主張内容は一緒です。アメリカやイギリスでは、高齢化が進んでいないのに、1996年から04年の間に医師数が増えています。日本は高齢化が進んでいるのに、同じ期間に医師数は増えていません。先進国の中でも医師数は最下位」と語りました。


また、女性医師が出産・育児と両立できずに退職している事例など深刻な問題をあげ、「医療費をもっと増やすしか、根本的な解決方法はありません」と話しました。


山下候補は「府医師会が地域レベルの運動を展開されていることを心強く思います。医療費削減路線を打ち破るために、これからも頑張りましょう」と応じました。

2007年2月16日付「しんぶん赤旗」より