朝8時40分から深夜2時まで
 
こんな働き方 どう思いますか

青年雇用の改善、府に要望

大阪・民青同盟

  「若い人が安心して働けるようにして」と17日、日本民主青年同盟大阪府委員会(三和智之委員長)の青年9人が大阪府に青年雇用と労働条件の改善を求める要望書を手渡し、懇談しました。日本共産党の宮本たけし前参院議員と、宮原たけし、小谷みすず両府議が同席しました。府商工労働部の担当者4人が応対しました。  要望は、長時間労働や「サービス残業」をなくすため、府が積極的な役割を果たすこと▽医療や福祉、教育などの雇用拡大にとりくむこと▽非正規社員と正規社員の格差をなくすこと―など7項目。  懇談では、過酷な労働条件や就職難の実態が次々に出されました。  ある男性は、連日朝8時40分から深夜1時、2時まで働く20代のシステムエンジニアの勤務表のコピーを資料として出し、「お風呂に入って食事をしたり寝たりする生活時間は6時間。こういう働き方をどう思いますか」と質問。「サービス残業なし、土日休みの仕事あどどこにもないといわれた」という23歳の女性の体験談や、大学の就職活動の実態、高卒求人の少なさも語られました。  府側は、劣悪な労働条件について「きっちり証拠をとらえて企業側に言わなければ」などと答えました。  懇談は、昨年秋から青年労働者の実態の聞き取りをしてきた同府委員会が、聞いた声を府に届けようと行ったもの。労働問題について民青同盟と大阪府が懇談するのは初めてです。

 


2006年1月14日付
「しんぶん赤旗」より

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日本共産党大阪府議会議員団