石綿対策・ 府が特別融資創設
 
中小企業向け

1億2000万円限度に


 大阪府は27日、中小企業向けのアスベスト対策特別融資を創設することを発表。アスベストを使った建築物の解体や除去・囲い込み、調査、従業員への保障などアスベスト対策費用として1億2000万円(年利1・3%)を限度に融資することを決めました。日本共産党府議団が9月議会で強く創設を要請していました。受け付け開始は来年1月4日。

党府議団の提案実る

融資限度額1億2000万円のうち、無担保無保証人分が1250万円、無担保有保証人分が8000万円となっています。
 小規模事業者は4000万円(無担保の場合2000万円)を限度に年0・3%の利子補給の対象となる場合があります。利子補給の対象となる工事は
@アスベストの除去・封じ込め・囲い込みA飛散防止Bアスベストを含む建築材の使用についての事前調査Cアスベスト濃度の測定D除去したアスベストの処分−−などです。
融資の受付窓口は商工労働部金融支援課。
 ことし10月6日、日本共産党の岸上しずき府議か店舗・事務所などのアスベスト調査や除去工事をする場合の融資・利子補給の早急な実施や、従業員への補償など緊急に資金を必要とする場合の融資制度の創設を求め、太田房江知事が「検討」を約束していました。

党大阪府議団の黒田まさ子政調会長の話

団としてアスベスト対策融資の創設を求めてきましたが、今回の制度創設は中小業者にとって朗報です。国で石綿新法が準備されていますが、健康被害者への補償や、被害を被った事業者への援助などが十分行われるよう、党国会議員団とも連携して引き続きがんばります。  


2005年12月28日付
「しんぶん赤旗」より

go back to toppage
日本共産党大阪府議会議員団