府議会委

関空二期事業への財政支出

 小谷議員「新たに投入するな」

Slideshow     日本共産党の小谷みすず府議は16日、府議会の決算特別委員会で質問に立ち、関西国際空港二期事業問題について、需要も採算性もない二本目滑走路供用にこれ以上財政支出をしないよう、重ねて迫りました。
 関空の発着回数と需要予測の資料を示した小谷議員は「2007年度の供用開始に必要な発着回数は13万6千回だが、この間の推移をもとにすれば」11万1千回にとどまる。中部国際空港や神戸空港の影響もある。13万回という数字にはまったく根拠がない」と批判しました。
 府の二期事業負担額はすでに1045億円に達し、二期供用開始の場合は、05年度と06年度で計125億円の出資金と無利子貸付金を負担することになると指摘。二期供用開始のために大阪府など近畿の各自治体が強調して財政支援する方針を固めたと報道されたことについて、府の見解をただしました。
 蜷川善夫空港推進室長は「具体的なものは固まっていない。報道の真意を測りあぐねている」と答弁。二期の供用開始のために新たな財政支援はないということか、との質問にも、新たな追加負担は考えていないとの従来の立場を繰り返しました。
 小谷議員は「財政支援について議会では一度も示されていない。これ以上負担を増やしてはならない」とのべました。

 

2004年11月17日付「しんぶん赤旗」より
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日本共産党大阪府議会議員団