関空をジャッキアップ

和田府議が地盤沈下を調査


空港内のビル地下室でジャッキアップされた柱を視察する和田府議(左)=9日、大阪・関西国際空港

   日本共産党の和田正徳府議は9日、関西国際空港を訪れ、空港島の沈下状況を視察しました。
 関空会社から施設整備本部工務部の鈴木慎也地盤技術担当部長らが応対しました。
 空港内の建物は、地盤の不同沈下の影響を避けるためにジャッキで持ち上げ、浮いた分は鉄板を何枚も挟んで埋め合わせしています。
 和田府議は、案内されたビルの地下でジャッキアップを施した柱や機械類の実際の様子を見学し、自らビデオカメラで撮影しながら、処置の工法や今後の沈下予測などについて質問しました。このビルでは床面から約40a持ち上げていることが報告されました。屋外の沈下量観測ポイントでは、測定方法などの説明を受けました。
 南側護岸では、台風16号の影響で高潮被害を受けた現場と、対策の止水壁の建設工事を見学しました。
 和田府議は視察後、「地盤沈下の深刻さが出ていると思いました。より安全対策を講じることが必要です」と感想を語りました。



2004年11月10日付「しんぶん赤旗」より
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日本共産党大阪府議会議員団