"ハンナン加担府政に未来なし"

大阪府議会委

宮原議員
太田知事を批判



宮原議員=20 日、府庁

20日開かれた大阪府議会総務常任委員会で太田房江知事に対する質問に立った日本共産党の宮原威議員は、この間に明らかになった大阪府と羽曳野市、および牛肉偽装事件で逮捕・起訴されたハンナングループ代表の浅田満被告(65)との癒着による行政の私物化を批判するとともに、それに加担してきた太田府政に未来がないと厳しく糾弾しました。
 宮原議員が指摘したのは、@旧府立羽曳野病院看護師寮跡地の府から市、市から医療法人への二重の安値転売問題A南河内健康ふれあいの郷構想での府住宅供給公社とハンナングループ企業との一体開発で利益供与した問題B羽曳野市立と畜場への府の助成金(6億円余)の転用と借り替え疑惑C南大阪食肉市場株式会社への25億円の貸付金流用問題―の4点。
 いずれも、府が提出した資料や府議会や羽曳野市議会での日本共産党の質問にたいする当局の答弁などで判明した事実をもとに、癒着の実態を厳しく告発したものです。
 太田知事は、宮原議員が示した事実関係にいっさい反論や訂正をすることなく「4つの事業はそれぞれ適正な手続きをへておこなわれたものでまったく問題がない。再調査するつもりもありません。ハンナンへの便宜をはかったものではない」と開き直りました。
 宮原議員は、「この問題は府政の根幹にかかわる問題として重視してきた。府政が一部勢力によってゆがめられることは正されなくてはならない。知事の答弁は、どの事実関係も一切否定できず、結果として適正だとくりかえしただけ。答弁不能だと認定する。こうした府政に未来はなく。知事にも未来はないことを率直に申し上げたい」とのべました。

関連資料をご覧下さい。


2004年10月21日付「しんぶん赤旗」より
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日本共産党大阪府議会議員団