水道料金

"大幅黒字分を引下げよ"

和田府議が太田知事に迫る


    日本共産党の和田正徳府議は18日開かれた府議会水道企業委員会で「大阪府は府民からとり過ぎた水道料金を値下げで府民に還元せよ」と予定より大幅に黒字となった分を府民に料金値下げで還元すべきだと太田房江知事に決断を求めました。
 太田知事は、「現行料金を維持しながら事業を進めていくための貴重な財源として活用していきたい」とのべ、値下げする考えのないことを明らかにしました。
 和田議員によると、府は1999年12月にだした府営水道経営健全化計画で水道料金を2000年10月から1立方bにつき74円50銭から88円10銭に13円60銭(18・3%)値上げしました。
 ところが、府の推計でも今年度末で合計168億円の収益が上がる結果(1立方bあたり5円の値下げが可能)になったことが判明しました。
 一方、府は大企業などへの工業用水を来年から最大で総額8億円軽減する大幅値下げの方針を明らかにしています。
 和田議員はこれらの点を指摘し、「計画自体がずさんで府民に負担をかけたものになっている。
 この取り過ぎた料金は値下げによって府民に還元するのが当然ではないか。府民生活に直接影響のある水道料金を値下げすべきだ」と迫りました。




2004年10月19日付「しんぶん赤旗」より
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日本共産党大阪府議会議員団