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府行財政計画改定素案の撤回を求める府民集会参加者=28日、府庁前



大型開発を温存、犠牲押付け次つぎ

行財政計画(改定素案)の撤回を  

府民要求連絡会・大阪社保協

府庁前で府民集会

9月定例府議会開会日の28日、府民要求連絡会と大阪社会保障推進協議会は、「福祉・教育切り捨ての行財政計画改定素案は撤回を/関空二期やめ府民の暮らしと営業の応援を」と大阪市中央区の府庁前で府民集会を開き、350人が参加。集会後、府庁周辺をデモ行進しました。日本共産党府議団が全員参加しました。
 主催者を代表し、全大阪生活と健康を守る会連合会の大口耕吉郎事務局長が、「大型開発を温存し、府民犠牲の財政再建はことごとく失敗している。こんな『素案』は断じて許すわけにいかない。撤回の声を大きくあげよう」とよびかけました。
 日本共産党の岸上しずき府議が、生活保護受給者への夏冬の一時金廃止をはじめ国基準を超える府民施策をほとんど廃止・縮小し、公務を民間の利潤追求に開放するなど「素案」の中身を批判。「関空二期事業などムダな大型開発を無反省に推進し、自治体の役割放棄、府政解体に導く太田府政と正面から対決し、経済再生と真の財政再建、府民生活を守るために全力をあげる」とあいさつしました。
 大阪府職員労働組合が府立の病院の独立行政法人化、全国福祉保育労働組合大阪地方本部が知的障害のある人の自立支援施設・金剛コロニーの民営化、大阪府立高等学校教職員組合が府立高校授業料のさらなる引き上げと授業料減免制度見直しについて、それぞれ反対・阻止の運動を広げていく決意を表明しました。
 府職労の神田美佐子委員長が、「『福祉を増進する』という自治体の役割を放棄し、自治体としての大阪府の存在意義が問われている」と強調。宣伝や議会要請、『素案』への意見の府への集中など行動提起しました。



2004年9月29日付「しんぶん赤旗」より
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日本共産党大阪府議会議員団