小林参院議員、大阪府薬剤師会と懇談
医薬品の規制緩和は安全第一に


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薬剤師会を訪問・懇願する小林参院議員(右端)=9日



日本共産党の小林美恵子参院議員は9日、大阪府薬剤師会を訪ねて、応対した柳田事務局長と懇談しました。
 薬局・薬店で販売されていた医薬品のうち371品目が、7月30日から医薬部外品としてコンビニなどの一般小売店でも販売できるようになっています。小林議員はこうした医薬品の規制緩和問題を今年3月、国会でとりあげました。これをうけ、先月ようやく当該品目による副作用の事例の報告があることを厚生労働省は明らかにしました。「安全上、特に問題はない」と、寄せられた不安の声を退けて規制緩和を推進してきた政府の姿勢が問われます。
 柳田事務局長は小林議員との懇談の中で、規制緩和まずありきではなく「国民のためになることをする」という角度で考えていく必要があると語りました。副作用の事例についても「少なければいいというものではない。例えばサリドマイドの被害でも日本の人口から見れば少数だけれども、大変な問題であった」「(副作用の事例は)限りなくゼロに近くなくてはいけない。安全を第一に考えるえき」だと述べました。
 柳田事務局長は、サリドマイドやスモンの薬害被害者の講演を聴きながら学びあう企画を昨年に引き続き今年も取り組むことなども紹介しました。
 この懇談には、小林隆義大阪府議、党大阪府委員会から下村晴道氏が同席しました。  










2004年8月12日付「しんぶん赤旗」より
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日本共産党大阪府議会議員団