牛肉偽装事件

 
府から2回焼却相談

羽曳野市幹部から再確認

党府議団が現地調査

 
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南食ミートセンターの内部を調査する党府議団=18日、羽曳野市





 ハンナン元会長の浅田満被告らによる牛肉偽装事件で日本共産党大阪府議団(宮原威団長)は18日、羽曳野市幹部からの聞き取りや関係施設調査をおこないました。
 疑惑の一つになっている柏羽藤クリーンセンターでのハンナン関連などの買い取り牛肉焼却について、市長が同センターの管理者を務める羽曳野市の担当幹部に、大阪府側から早い時期に焼却にかんする連絡・相談がなかったかを中心に聞きました。この問題で羽曳野市側は、市議会答弁などで連絡があったとしていますが、府側は日本共産党の議会質問や質問文書に対して「連絡していない」と関与を否定。市側の答弁との食い違いをみせています。

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 羽曳野市の松田順治生活環境部部長は、焼却開始前の2001年12月14日から同28日の間に、2回にわたって府担当部から電話があり焼却問題での相談を受けたと言明。
 府側の言い分をあらためて否定しました。
 府議団は、ハンナン関連などの牛肉を扱う羽曳野市立南ミートセンターを施設内に入って調査。大阪府知事らが接待を受けた浅田被告の豪邸、偽装肉を保管していたハンナングループの大阪食品流通センター(堺市)、松原食肉市場再編問題の舞台となった南大阪食肉地方卸売市場も訪ねました。
 調査には、宮原威、阿部誠行、和田正徳、黒田まさ子、小谷みすず、奥村健二、岸上しずき、小林隆義の各府議が参加しました。


2004年5月19日付「しんぶん赤旗」より
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日本共産党大阪府議会議員団