府議会委

 
地元業者を“つぶすのか”

りんくうタウン「イオンモール」進出

 
岸上議員が知事をただす 

 



知事質問する岸上議員=19日、企業水道常任委員会


  日本共産党の岸上しずき府議は19日、大阪府議会の知事質問で、泉南市のりんくうタウンに大型商業施設「イオンモール」が進出する問題などについて、太田房江知事に認識を問いました。
 岸上氏は、18日に行われたイオンモールの起工式で地元の地権者・商業者有志がまいた「私達を助けてください!大阪府は、地元の商業者をつぶすのか!」とのビラを示し、「こうした地元も懸念のどんな対策をとっているかを17日の委員会質問でただしたが、商業者対策も雇用対策も交通対策も、府は何一つやっていないではないか」と追及しました。



 また、イオンモール進出の条件とされた道路、信達樽井線は開業に間に合わず2年後になるのに、店舗は今秋オープンするということは、開通しなくても十分やっていけるからではないのか、と指摘。それなのに、泉南市の財政を破たんさせるかもしれない大きな負担になる道路を整備する必要があるのか、と知事に答弁を求めました。
 太田知事は、「信達樽井線の完成が間に合わないのは残念だが、イオンモールが長期にわたって利益を上げられるようにすることは、地元経済のためにもなる」と、地元業者や住民の声よりイオンの利益を擁護する答弁を繰り返しました。






 




2004年3月24日付「しんぶん赤旗」より
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日本共産党大阪府議会議員団