"福祉医療を改悪するな"

 
黒田議員が追及

健康福祉委

 

追及する黒田議員=15日、健康福祉常任委員会


     府議会健康福祉常任委員会が15日開かれ、日本共産党の黒田まさ子議員が福祉医療や小規模通所授産施設、特別養護老人ホーム、DV問題などについて質問しました。
 府は、老人医療費助成の原則廃止を含む福祉医療制度の改悪案を提案しています。改悪により医療費の支払いが困難なお年寄りに対して府は、セーフティーネットとして無料低額診療制度や小口生活資金の利用を説明してきました。
 これについて黒田議員が「受け入れる診療機関は34市町村にはなく、全病院・診療所の0・3%にしかすぎない。今後増やすのか」とただしたのに対し、府は「国は抑制の方向だ」と答弁しました。
 黒田議員は「それではセーフティーネットとして一般化できない」と厳しく追及しました。
 特養ホーム問題では、「建設補助単価の引下げと予算全体の三分の一カットにより、府は33カ所分の予算を組んでいたにもかかわらず4ヵ所を後年度に回すなど建設計画の前倒しに水をさすものだ」と批判。「国民の福祉を担当する厚労省が一方的に予算を削減し、そのしわ寄せを自治体や事業者、国民におしつけるもので、その結果福祉の水準低下を招く」と厚労省に強く抗議するよう求めました。





2004年3月23日付「しんぶん赤旗」より
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日本共産党大阪府議会議員団