"失策りんくうタウン"

 
岸上議員が責任追及

府議会委

 

知事質問する岸上議員=17日、企業水道常任委員会



     日本共産党の岸上しずき府議は17日、大阪府議会の企業水道常任委員会で質問に立ちました。岸上氏は、りんくうタウンなど本来独立採算制である企業局の事業が破たんし税金投入に至った責任を問いましたが、府側は反省の姿勢をまったく見せませんでした。
 泉南市のりんくうタウンに今年秋オープン予定の大型商業施設「イオンモール」進出問題について、岸上氏は、地元の商業・小売業に壊滅的打撃を与えるにもかかわらず、府が独自の商業者対策を講じていないことを明らかにしました。また、モール内の専門店150店のうち3分の1を地元業者にするという誘致の前提があったのに、賃料のほかさまざまな名目の費用がかかるため実際に出店できるのは16店にとどまっていることを指摘。「街が壊される、商売が続けられなくなると悲痛な声を上げている地元の声に、いっさい耳を傾けていない」と府の姿勢をきびしく追及しました。
 岸上氏は、イオンモール進出予定地がもともと製造業用地として造成された土地で、商業地に用途変更したため上下水道や工業用水を埋設した道路をイオンが9億9000万円もかけて撤去した事実も紹介し、「りんくう失敗の典型案件だ」と批判しました。
 この他、安威川ダム事業の見直しや、水道部発注工事契約の談合疑惑についてもただしました。




 




2004年3月22日付「しんぶん赤旗」より
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日本共産党大阪府議会議員団