専門職員・生徒指導教員増、ケア体制の強化

虐待から子ども守る手だてを

共産党府議団、府に緊急の申し入れ


写真
子どもへの虐待防止問題で大阪府への緊急申し入れに臨む党府議団=12日、府庁



     日本共産党大阪府議会議員団(宮原威団長、9人)は12日、太田房江知事にたいし、岸和田市で起こった中三男子生徒の虐待事件に関して「子どもを虐待から守るための緊急の申し入れ」を行いました。高杉豊副知事が応対しました。
   申し入れ文では、急増する児童虐待件数にたいして、対応する現場の体制が極めて貧弱であることをふまえて、「知事をはじめとする府当局が、改善のための現場の声をまず聞き、知恵や意見をくみあげ、具体的改善策を検討し直ちに着手することが求められています」と指摘。
   体制整備の問題にしぼって、▽虐待対応課をはじめとする子ども家庭センターの専門職員を大幅に増やす▽虐待、不登校等に対応する、すべての学校の体制を強化する。中学校では、生徒指導対応の府加配教員を全校配置する▽一時保護施設を増設拡充し、虐待を受けた子どもへの充分なケアが行えるよう体制を強化する―の三点を求めました。
   高杉副知事ら府側は、今回の対応に不十分な点があったことを認め、「言い訳はできない。どこに問題があったか真剣に検証し、今後に生かしたい。すぐにやれることはどんどんやりたい」と答えました。
 
 




2004年2月13日付「しんぶん赤旗」より
go back to toppage
日本共産党大阪府議会議員団