あべ誠行議員 

知事の資金集めパーティー券購入  

府の受注企業は禁止に  

  日本共産党のあべ誠行府議は、府議会総務常任委員会で、太田知事の選挙母体「21世紀大阪がんばろう会」が開いた資金集めパーティーについて質問。企業が大量にパーティー券を購入することは形を変えた献金で、しかも府と請負関係にある企業がパーティー券を購入していることは問題だとし、府と請負関係にある企業のパーティー券購入をやめるよう主張しました。
 太田知事は、「政治資金規制法など関係法令を順守している」との態度に終始しました。
 「21世紀大阪がんばろう会」は、2000年2月の府知事選のさい、関西財界などが中心になって設立。これまで3回パーティーを開催し、01年2月には2243万円を集めています。このときには当時府と請負関係にあったダイキン工業が50万円分のパーティー券を購入していたほか企業・団体がパーティー券をまとめ買いしていました。今年1月のパーティーでは「集金目標は4000万円」と報道され、「次の選挙にいくらかかるかわからないが、ある程度は集めておきたい」という後援会関係者の話も紹介されています(1月25日付「朝日」)。
 あべ議員は、パーティーは選挙資金集めのためのものと指摘。自民党長崎県連幹部らが逮捕された事件などをあげて「公職選挙法に抵触する懸念がある」と、知事の認識をただしました。
 知事は、「パーティー券の購入は対価の支払いであり、寄付とは違う」などとのべました。
 あべ議員は、「せめて公共事業請負企業のパーティー券購入はきっぱりやめるべきだ」と強く求めましたが、知事は同様の答弁を繰り返しました。 

   



2003年3月25日付
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日本共産党大阪府議会議員団