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地球温暖化に歯止めをかけるための実効ある施策の推進を求める意見書
近年頻発する記録的な豪雨の背景として指摘されているのが、地球温暖化を要因とする大気中の水蒸気量の増加である。8月にネパールと中国の国境付近で起きた大規模な土石流と洪水も、地球温暖化に伴う氷河崩落が原因と指摘されており、ネパール首相は国連総会で各国に気候変動対策を求める意向を表明している。気候危機の打開は人類と地球にとって待ったなしの課題である。
2015年のパリ協定に基づき、各国政府は温室効果ガス排出量の削減などの数値目標を公約している。しかし、今年9月に発表された国連環境計画(UNEP)の報告書では、各国の数値目標がすべて達成されたとしても世界の平均気温は1.8度上昇するとしている。
日本政府が2025年2月に改定した「地球温暖化対策計画」の温室効果ガス排出量削減目標は「2035年度までに2013年度比で60%削減」である。しかしこれは2019年度比では53%削減に過ぎず、UNEPなどが示す、世界全体として必要とされる「2035年までに2019年比60%削減」という水準を下回っている。
しかも日本は、G7で唯一石炭火力からの撤退期限を示しておらず、大型石炭火力の建設を続け、石炭ガス化複合発電など新たな石炭火力発電の開発を進めている。
今必要なことは、少なくとも国連が世界平均で求める「2035年までに2019年比60%削減」という水準を上回る目標を立て、石炭火力からの計画的撤退を進めることである。
よって政府及び国会は、温室効果ガス排出量を抜本的に削減し地球温暖化に歯止めをかけるために、下記の事項を速やかに実行することを求める。
記
1.「地球温暖化対策計画」を改定し、温室効果ガス排出量削減目標を「2035年までに2019年比60%削減」を上回る目標とすること。
2.前記の計画を実現するために、省エネルギー推進と純国産の再生可能エネルギー大量普及、2030年度までの石炭火力ゼロ等を内容とした計画を立案し、実効ある予算と体制を組み推進すること。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
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