２０日に開かれた９月定例大阪府議会閉会本会議で「２０２５年日本国際博覧会（大阪・関西万博）の成功について感謝の意を表する決議」案が採決され、日本共産党、民主ネットは反対しましたが、維新、公明、自民などの賛成多数で採択されました。
　「決議」について日本共産党は、万博を利用して今後進められようとしているカジノをはじめとする夢洲開発、新たな夢洲アクセス鉄道などインフラ整備の問題には一言も触れていない▽巨額の府民・国民負担を伴い、ギャンブルで府民の財産を奪うこれらの計画は万博の理念と相いれず、中止すべき▽環境破壊や工事費未払い問題など万博が残したマイナス面の解決に触れていない▽平和、環境保全、人権、公平で持続可能な世界など、万博が発信すべき重要課題への言及がない▽財界が要求する、規制緩和と企業利益拡大優先の「Ｓｏｃｉｅｔｙ５．０」の「実現に向けた実証の場」となったことを「成果」とすることにも問題がある－等の理由で反対しました。