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議事録


教育常任委員会(2017年5月31日) 石川たえ府議の質問

 ・森友学園問題について

◆(石川たえ君) 日本共産党の石川たえです。
 森友学園問題について、大阪府としての調査を今行っていただいていますが、真相はいまだ解明をされていません。世論調査でも、解明を求める声は、四月の各紙の世論調査で、説明していると思わない、こう答える方が共同で八四%、毎日で七一%、朝日で七五%、読売で八二%など圧倒的です。真相解明のためにさらに努力を続ける、こういうおつもりはありますか。
◎私学課長(吉本馨君) 森友学園に対しましては、冒頭御説明しましたとおり、さまざまな面から調査を重ねてきており、加えて、二月議会での質問に対する答弁や私学審議会議事録についての行政文書公開請求などに真摯に対応し、また府の内部調査である設置認可申請に関する検証報告書も公開するなど、可能な限りの情報を開示してまいりました。
◆(石川たえ君) 大阪府がこの森友学園問題で解明をしていかなければいけないことは、私学審議会がどうしてあんなに急いで認可適当の答申を出し、ことしの二月二十二日までずっと認可に固執し続けたのか、政治家の関与などはなかったのかということです。可能な限り情報開示をしてきた、こう言われますが、今の情報開示では全く不十分であると言わざるを得ません。
 お配りしています資料一をごらんください。
 日本共産党は、真相解明に向け、この間、この資料一に羅列していますこれらの資料を求めてきました。しかし、森友学園側から差しとめがあるといって、結局資料はほぼ提出をされていません。例えば、条件つき認可適当の答申のときの条件の一つである建設費を初め自己資本金など財務状況について、これも資料が出ません。
 認可申請の時点で、そもそも小学校を建設するだけの資本がないのではないか、こういうことが審議会で一番初めから指摘もされています。しかし、認可適当となり、認可に向かってひた走ってきたわけです。認可適当の答申後、財政が急に好転したのか、議事録を読めば、そうではないことがよくわかります。だからこそ、資料としっかり照会をして、もともと自己資本のない法人の学校設立案件がなぜ私学審に出されたのか、そしてその後の経過はどうだったのか、この解明を進めていかなければいけません。
 近畿財務局でも議事録が出され、この議事録には全て書かれ公開もされています。大阪府は、真相解明と言うのであれば、資料にある情報の全面開示を求めます。資料を全て出してもらうことはできますか。
◎私学課長(吉本馨君) 行政文書公開請求に対しましては、大阪府情報公開条例に基づきまして、可能な限りの情報を公開しております。
 非開示としているものは、個人情報の保護の観点や、公にすることにより、法人等または個人の競争上の地位、その他正当な利益を害すると認められるものなど、公開することができない部分があるものについては、非公開や部分公開の上、決定を行うこととしております。事案ごとに適切に対応してまいります。
◆(石川たえ君) ぜひ全ての資料を出していただきたい。そうしなければ真相解明には行きつきません。
 認可申請の何カ月も前から、土地確保と認可に向けて籠池氏が近畿財務局などに繰り返し働きかけをしていることは、鴻池事務所への相談メモで明らかになっていることは前回も御紹介をさせていただきました。また、府の調査でも、近畿財務局が認可について問い合わせ、来庁していることが先ほどの検証報告にも書かれていました。
 そこで、確認をさせていただきます。検証報告では、平成二十五年十月三十日、近畿財務局との電話でのやりとり、公売にかけられる土地を八年もの間賃借の上売却することについて親切な対応と感じた、こう出てきます。また、平成二十七年一月八日、審議会の結論を出す時期など、ある程度事務局でコントロールすることはできるのではないかとの近財の発言があり、失礼に感じたとの報告があります。
 異例と言われる五回の来庁、照会文の押しつけなど、近畿財務局のこれらの対応を私学課は圧力というふうに感じていましたか。
◎私学課長(吉本馨君) 近畿財務局との協議におきまして、近畿財務局職員の言動を圧力と私自身感じたことはなく、また担当者からもそのような報告は受けておりません。
◆(石川たえ君) 平成二十五年十一月十九日、正式な認可申請も出ていない段階で回答は難しい、こういうふうに私学課が近財に答えています。それでも、それでも構わない、そう言って照会文を押しつけてきた、こういう近畿財務局に対し、おかしいなというふうには思わなかったのでしょうか。
◎私学課長(吉本馨君) 近畿財務局の職員が文書を持ってきたという報告は受けましたが、近畿財務局の職員とのやりとりに関する報告は受けておりません。
◆(石川たえ君) 資料の二をごらんください。
 認可申請の約四カ月前、平成二十六年六月三十日に近畿財務局が豊中市に、土地使用承諾書を提出しています。ここには、学校法人森友学園が行う下記の小学校建設にかかわる行為について承諾しますと書かれています。この承諾書が出されていたことを私学課は知っていましたか。
◎私学課長(吉本馨君) 把握しておりません。
◆(石川たえ君) もう一つ確認をいたします。資料三をごらんください。
 認可申請の一カ月前、森友学園は、当時の新関西国際空港株式会社に、助成事業計画概要書を提出しています。この事実は御存じでしたか。
◎私学課長(吉本馨君) 申請の時期や提出書類については把握しておりませんが、本件小学校予定地は伊丹空港の騒音対策区域に当たるため、平成二十七年一月の臨時審議会の時点で、防音対策としての空調機設置に係る助成を受けることを確認しております。本件については、空調機設置に係る事業費が全額補助されるものであることから、森友学園の収支計画には影響はなく、補助に関する申請書などは提出されておりません。
◆(石川たえ君) もう一点お聞きいたします。
 近畿財務局は、籠池氏の要望に応えるべく、平成二十六年十二月十八日の私学審議会の前日に、土地売買に至るまでの「今後の手続について」というシナリオをつくり、このシナリオは、あとは籠池氏が名前を書き判こを押せば提出できる、そういう状態にまでしたこの文書を籠池氏に渡していた、このことが国会審議の中でも明らかになっています。
 近畿財務局は、十二月十八日の私学審議会で認可適当の答申が出る、こう踏んで、その前日にその後の手続の方法を懇切丁寧に説明している、こういう証拠の文書です。この文書の存在を私学課は知っていましたか。
◎私学課長(吉本馨君) 把握しておりません。
◆(石川たえ君) 三つの資料とも、どれもそのときには知らなかったというふうに言われるんですが、そんなはずはないんではないかというふうに思っています。
 平成二十六年六月といえば、前年八月に籠池氏が近畿財務局に土地取得要望を出しただけであり、認可はおろか設置申請も出していないときです。新関西国際空港株式会社への助成事業計画概要書は、認可申請を出す一カ月前に出されています。そして、私学審議会の前日に、「今後の手続について」のシナリオが出されている。これらの事実は、平成二十七年二月の国有審での定期借地契約了承の八カ月も前に、もう既に土地取得が決まっている動きである、こういうことを示すものです。そんな時期に、近財が本人のサイン、印鑑入りで豊中市宛ての書類を出すこと自体が異常なことであるというふうに思いますが、この時点で土地の使用は決まっていた、だから大阪府は相当程度の確実性、こう言って土地の確保ができると判断したのではないですか。
◎私学課長(吉本馨君) 文部科学省の通達では、特別な事情があり、そして教育上支障がないことが確実と認められる場合として、長期にわたり校地及び校舎を使用できる保証がある借用であること、なお国、地方公共団体からの借用に限らず、民間からの借用であっても差し支えないこととされております。
 今回の件は、近畿財務局との間に定期借地契約と同時に売買予定契約を結ぶ予定であり、将来的に自己所有になると見込まれること、また資金計画において八年後に購入する計画が示されていることから、将来的に自己所有となると判断し、審査基準に合致すると解釈したものでございます。
◆(石川たえ君) 検証報告の中で、認識が甘かったということが最後に述べられていたかなというふうに思うんですが、平成十九年の文科省の通達は、借地であっても構わないというふうに書いてあるのであって、借地になるかどうかわからないけれども構わないというふうには書いてないわけですよ。この文科省の通達があったから判断したというのが検証報告にも書かれていますが、この判断自体が甘いんじゃないかなというふうに私は思いますし、先日の委員会の中で、相当程度の確実性というふうに繰り返し繰り返し課長も私学監も言われていましたけれども、近畿財務局がこうやって土地の確保ができるという段取りをしていることを知らずに、相当程度の確実性というふうに文科省の通達だけで思うなんていうことはないんじゃないかなというふうに私は思います。
 私は、国有審にかけて土地を取得するには私学審の認可適当が要る、これがルールだと言いながら、私学課が進んで近畿財務局に協力をし、森友学園の学校建設に協力してきたのではないかというふうに思っています。
 ことし二月二十三日の参考人招致に出席された梶田会長は、認可適当は認可ではない、取り消しもある、こういうふうに言われていました。しかし、認可適当の答申が出れば建設なども始まります。事実上、認可の見通しを与えたということになります。条件をつけて見守り、必要であれば取り消しもあり得る、こういうふうに言われますけれども、もし万が一今回のように取り消しになれば、土地は更地になって返ってくるから大丈夫、法人がその後負債を抱えても仕方がない、こういう立場で認可適当を出してるんですか。
◎私学課長(吉本馨君) 校舎の建築につきましては、法人の責任と判断で行うものというふうに考えております。また、条件つき認可適当という答申を出しましたけども、この条件がクリアされなければ認可されないということを法人に伝えており、法人がその条件をクリアできると判断し、建築工事を始めたものというふうに考えております。
◆(石川たえ君) 法人が四つの条件をクリアできると判断した、その判断が本当に正しかったのかなという疑問を、その後の議事録を読んでいて感じます。
 四つ条件があったかなというふうに思いますけれども、最後の最後、ことしの二月二十二日の時点でも、まだ条件はクリアされてないんじゃないのというような、そんなお話がたくさん出てきますよね。どうして最初の時点でこの四つの条件がクリアできるというふうに判断して認可適当を出したんですか。
◎私学課長(吉本馨君) 四つの条件につきましては、二十七年一月の臨時審議会のときにはまだ工事契約も結ばれていないという状況等ございましたので、それらについては、今後の審議会で報告をすることを求めるという、そういう条件をつけて、認可適当という答申をいただいたものというふうに考えております。
◆(石川たえ君) 梶田会長の言葉をかりれば、私学審議会は公正公平、府民に理解していただくチェック機能でなければならない、こう言われています。チェック機能でなければならないはずなのに、チェック機能が働いたとは到底思えません。なぜ公正公平なチェック機能が働かなかったんでしょうか。
◎私学課長(吉本馨君) 私学審議会におきましては、小学校における児童確保の見込みや財務状況、寄附金収入の確実性などについて議論を重ねてもらった上で、まださらに疑問の残る点につきましては、次回以降の審議会で進捗状況を報告するとの条件をつけて、認可適当という答申を出していただいたというふうに考えております。
◆(石川たえ君) チェックどころか、チェックはされていなかったんじゃないかなというふうにその後の議事録から読み取れます。
 次の質問に移ります。
 コンサルタント会社とのかかわりについてお聞きをいたします。
 平成二十六年六月、籠池氏は、コンサルが見つかった、こう言って安堵の報告を鴻池事務所にしています。その後の議事録を見ていますと、生徒募集のためのアンケートはコンサルタント会社が行った、こう出てきます。このコンサルタント会社はどこか聞いていますか。知っていれば名前を教えてください。
◎私学課長(吉本馨君) コンサルタント会社の名前は把握しておりますが、大阪府情報公開条例第八条第一項の規定により、業者名の公表は差し控えさせていただきます。
◆(石川たえ君) 私学課は、この森友学園側のコンサル会社と会ったことがありますか。また、このコンサル会社からの問い合わせ、もしくは咲洲庁舎への来庁等はありましたでしょうか。
◎私学課長(吉本馨君) 小学校設置に関する相談の段階から、森友学園とともにコンサルタント会社が同席しており、認可申請書の書き方や添付資料に関する問い合わせを受けておりました。来庁もしておられました。
◆(石川たえ君) 議事録を読んでいて、一つ不思議なところがありましたので、お聞きをさせていただきます。
 十二月の審議会で、コンサルタント会社はどこなのかというふうに聞かれたときに、今課長は私には、情報公開の兼ね合いがあるので名前は言えないというふうに御答弁いただきましたが、この審議会でコンサル会社はどこですかと聞いた委員に対して、「高等教育」と言った後で、「名前が出ていないものですから」というふうに打ち消しをしているんですよね。我が党の調査の中で、この森友学園のコンサルタント会社は高等教育総合研究所ではないか、こういう疑問に当たりました。
 はっきりと聞きます。森友学園のコンサルタント会社は、高等教育総合研究所なのですか。
◎私学課長(吉本馨君) 先ほども御答弁申し上げましたとおり、コンサルタント会社の名前は把握しておりますが、大阪府情報公開条例第八条第一項の規定により、業者名の公表は差し控えさせていただきます。
◆(石川たえ君) 私学審議会のときに、「高等教育」まで言うて、その後どうして、書かれていないというふうに言われたんでしょうか。
◎私学課長(吉本馨君) 当時の記憶をはっきり覚えておりませんけども、名前が出てないので、その場で言うのをやめたんではないのかなというふうに思っています。
◆(石川たえ君) 想像のお話をお互いしてても仕方がないんですが、「高等教育」というふうに言いかけていますので、書かれていなかったのではないのではないかなというのが私の疑問です。
 生徒募集のことについてお聞きをいたします。
 この生徒募集については、条件つき認可適当の条件の一つにもかかわってきます。森友学園のコンサルタント会社との相談のときに、この生徒募集のアンケートについても相談はされていますか。
◎私学課長(吉本馨君) 児童確保の確実性を担保するために森友学園が実施した生徒募集に関するアンケート調査であることから、内容や配布方法等については学園側が決定しており、我々は相談を受けてません。
◆(石川たえ君) このアンケートが実際に行われた、このことをどうやって確認されましたか。
◎私学課長(吉本馨君) 認可申請時に、法人からの申請書の添付書類として提出されたアンケートの結果報告書のほか、アンケートそのものであるとか、どういう範囲でそのアンケートを配布したか、あるいは回答ニーズ、どこの幼稚園に出したとか、そういうものについて聞き取りによって確認をしております。
◆(石川たえ君) このアンケートの信憑性について、実は審議会で繰り返し疑問が出されています。そして、このアンケートには信憑性がなかったことが、その後の入学志願者数にあらわれてきます。平成二十八年十二月の時点では、入学志願者は一年生で六割、八十人定員で四十八人です。二年生は、このとき事務局は、ゼロではないという状況です、こう報告をしています。定員はもともと八十、八十ですから、アンケートの信憑性が全くなかった、このことがこの時点で明らかになっています。
 本来であれば、ここで条件つきの条件をもう一つクリアできていませんから、見直しをしなければいけないのではないかなと思います。
 ところが、現実的ではないがぎりぎりまで頑張る、「現実的ではない」って自分で認めてはるんですよね、現実的ではないけれどもぎりぎりまで頑張ります、こう言って開校に向かっていくわけです。
 平成二十九年、ことしの二月二十二日の審議会の時点では、入学希望者四十人と五人です。驚くことに、この時点でも、今の問題、ちょうど森友問題が出たときですから、今の問題が出てきて辞退者も出てきている可能性はあるが、普通の流れでいけば認可書発行となります。もう問題が起きているんですが、普通の流れでいけば--普通じゃないんですが--認可書発行となります、開校に向かって進んでいきますよというふうに強弁しているんですよね。
 条件つきの条件を開校直前の二月の下旬にも満たしてないのに、やっぱり開校に向かってこのときにも進んでいたのではありませんか。
◎私学課長(吉本馨君) 平成二十九年二月二十二日の臨時私学審議会では、条件つき認可適当との答申の条件に沿って入学希望者数を報告いたしました。そのときに、平成三十年度以降、次年度以降の入学者については、定員の七割程度であれば、今後十年間は資金的に問題なく、学校運営が可能なことを私学課でシミュレーションしておりました。
◆(石川たえ君) 私、学校の建設してないんで、はっきりしたことはよくわかりませんけど、もともと八十人、八十人の定員で、それが六割になり、四十人と五人になり、二年生に至ってはゼロではないというのを大分前に言われて、開校一年目のときに--森友学園の運営する塚本幼稚園の保護者の方でも、その建学の精神に賛同して、この学校に行きたいという方がおられることは私も存じ上げております。だけど、開校一年目の学校で既に生徒がこんだけしかいてない、少なくなってるのに、二年生が定員八十人で、たとえ四十人入ったとしても、もう四十人二年生から来るなんていうことは、普通は考えられへんのかと違うかなというふうに私は思います。七割程度であればいいというふうにおっしゃるから、一年生の分を見込んではるんやと思いますけど、ほんまに一・二年生で七割も入ってきてくれるのというのは、素人の私でも持つ疑問なんで、どんなシミュレーションされたのかなというのが私の疑問点ではあるので、ぜひ教えていただきたいなというふうに思います。
 次の質問に移ります。財務状況についてお聞きをいたします。
 私学審議会では、校舎建設費、ほんまにこれでできるのかなど、財務状況についての意見がたくさん出ててきています。前回にも確認をいたしましたが、学校建設設置認可申請時点で自己資金と寄附金だけで賄う、新たな借入金はない、これが森友学園の計画でした。委員さんの中にも、この学校はちょっとほかと違う、自己資金と寄附金で賄いはります、そんなに寄附が集まるんかないうて疑問視もされていましたけれども、土地の契約を決めた平成二十七年二月の国有審議会では、寄附について二億八千七百万円集めるというのが学園の計画であり、こういう議事録が出てまいります。既に大口の方から三月二十七日までに寄附しますという文書ももらっているというふうに近畿財務局の管財部長が述べているわけです。
 しかし、その後、なるべく早く寄附を受領できるようにできないかというふうに私たちは助言をしました。今後、経営状況を大阪と近畿財務局はお互い見ていく必要があるであろう、寄附状況や経営状況を注視する必要がある、近畿財務局も森友学園の財務状況を心配していたと見られる議事録が残っています。一人で億単位の寄附をされた、こういうお話も私学課へのヒアリングの中で聞きました。
 そこで幾つか確認をいたします。
 平成二十七年三月二十七日までに大口の寄附金、これは近財が二十七日までに寄附しますという文書をもらってますと言ってますので、三月二十七日までに大口の寄附金はあったのでしょうか、また金額は幾らだったのでしょうか。
◎私学課長(吉本馨君) 認可申請時点で見込まれていた寄附金につきましては、平成二十七年一月の臨時審議会以降、同年三月二十四日の審議会定例会までに、寄附金累計の相当額の口座残高を確認しております。
◆(石川たえ君) 口座残高ですか。口座残高なんですね。寄附金が森友学園の自己資本の中に入っていて、私学課は財務状況は安定していると口座残高で判断をしたんですか。
◎私学課長(吉本馨君) 森友学園の収支状況につきましては、収支計画の審査に当たりましては、土地の賃料や校舎建設費、児童募集の状況、寄附金収入の状況等、総合的に判断しております。
◆(石川たえ君) 平成二十七年十二月の審議会で、「寄附金--黒塗りは、一人の方が寄附されたものか」という問いに、「一人の方です」というふうに答弁をされています。この「一人の方です」というのが、大口の寄附金じゃないかなというふうに思っていますが、この「一人の方です」と答えておられる方が大口の寄附者で、億単位の寄附金だったんですか。
◎私学課長(吉本馨君) 平成二十七年十二月二十一日付の認可申請書変更届において、法人から大口の寄附が一人あったとの報告があったことから、十二月審議会で説明したものでございます。個別の金額については非公開情報に該当するので、お答えは差し控えさせていただきます。
◆(石川たえ君) 大口の寄附金が一人あったという報告が森友学園側からあったということですね。入金の確認、大口なので、どの程度を大口というのか、私は庶民なのでよくわかりませんが、例えば億単位であったとしたら、この大口の高額寄附金の入金を何をもって確認をされてますか。
◎私学課長(吉本馨君) 平成二十七年一月の臨時審議会以降、同年三月までに寄附金累計の相当額の口座残高で確認をしております。
◆(石川たえ君) 口座残高ということは、入金そのものを確認してないということですよね。それはされてないんですね。入金確認はしてないということですね。口座残高を確認したということですね。
 森友学園に約二億円の寄附をしたのではないか、こういうふうに思われるある会社の社長に新聞「赤旗」が取材を行いました。その中でわかったことは、二億円もの寄附は私はしていないというふうにはっきりとおっしゃったことです。二億なんてできるわけがない、籠池さんに名前をかしてほしい、迷惑はかけないからと私は言われました。役所もおかしいのと違うか、ほんまに寄附したのか電話の一本あってもいいのに、調べればすぐわかること、振り込み記録とか、台帳とかと、籠池氏から迷惑をかけないから名前をかしてほしいと頼まれた、そして個人でも自分のとこの会社でも二億なんていう金額はできるはずがない、こういうお話でした。
 これは、寄附そのものがされていない、名前をかりて寄附したということにしたという証言ではないかと思います。
 もう一度お聞きします。一人の方が大口の寄附をした、本当に寄附は事実だったんですか。
◎私学課長(吉本馨君) 寄附金相当額の口座残高を確認しており、また平成二十七年度の財務諸表にも寄附金の収入金額を確認しております。
◆(石川たえ君) 結局、口座残高を確認したというふうに言われるだけで、本当に寄附が入ったかどうかの確認というのはされてないんですよね。二億円の寄附金はなかったというのが明らかなはずです。--私、まだしゃべってる最中なんでね。ですから、財務状況が安定していると私学課が幾ら言ってみても、委員からは、心配や心配や言うて、繰り返し財務状況への不安が審議会で語られてきたんじゃありませんか。寄附に頼る学校運営は不安定である、このことは繰り返し指摘されている。この委員の指摘が正しかったということを裏づける証言ではないかというふうに思っています。
 にもかかわらず、平成二十九年二月二十二日、ことしの二月二十二日の審議会で、全部確認しております、平成二十八年度の決算収支に入っています、それに近しい金額が入っていてと、寄附金の入金確認してないのに、その寄附は入ってないかもしれないのに、委員に説明をして、入っていない寄附金を、口座残高で見たから入ってるというふうに言ったんですよ、私学課は。私は責任重大だなというふうに思っています。
 寄附金は入金されていなかったんではありませんか。
◎私学監(橋本正司君) 私学課のほうでは口座残高を確認しているわけでございますけれども、二十六年度、二十七年度の財務諸表、これは公認会計士の方が直接原本を見られて確認をされているわけでございます。財務諸表の中で特別寄附金額として三億九千三百万であったと思いますけども、その金額もはっきり記入されております。それについて間違いがないということで公認会計士の方が判こを押して、大阪府のほうに財務諸表として提出されているわけでございますから、我々としては、それで間違いなく入金されているというふうに受けとめております。
◆(石川たえ君) この間の幼稚園の補助金申請と一緒で、私学課の方は出された文書を最初から疑ってかかるということはないと思いますので、公認会計士が出してきたら、それが正しいというふうに感じはるんだろうなというのは私も納得がいくとこなんですね。
 ただ、先ほど申し上げましたとおり、取材の中で、名前かしてと言われ、かしたよという人が出てきたわけですよ。その人は寄附してないというのもはっきりおっしゃってるわけですよ。本当に迷惑だと、自分ももしかしたら検察庁に引っ張られるかもしれないという不安も感じながら、そうやってお話をしてくださったわけですよ。なので、会計士が出してるから私らは知らんかったというふうに言ってしまわないで、寄附金は入ってなかったんですから、財務状況は悪かったんですよ。財務状況は悪かったのに、財務状況はいいからというて進んでしまったことは、私学課は重く受けとめるべきじゃないかなというふうに思っています。
 次の質問に移ります。
 私学審議会の中で、会長もまた認可適当ありきで進んできたのではないか、こういう疑問を持っています。お配りした資料の四に議事録を抜粋しておきました。ここでは、「仮にもこれをGOとしないと、プロセスとしては進みませんので、一旦はその方向で」、この発言は会長ではないかなというふうに見受けられます。これは会長の発言ですか。
◎私学課長(吉本馨君) 審議会議事録につきましては、大阪府情報公開条例に基づき部分公開の決定を行っており、発言者については同条例八条第三項によりまして非公開としていることから、お答えは差し控えさせていただきます。
◆(石川たえ君) 何を聞いても情報公開条例というふうに言われて、ほんまに真相解明する気があるのかなという疑問を持ってしまいますが、私が今申し上げた資料につけてる、仮にもこれをゴーしないとと言っているのは会長しかないというふうに読み取れます。ほかの委員からあれほど意見が出る、十二月もたくさん出る、一月にもたくさん出る、そしてことしの二月二十二日にもたくさん出ている。間のところでも、口頭報告でしか聞いてないというのは遺憾だというふうに、私学課が文書でもって確認してないことについて遺憾だというふうに言っておられる委員もおられるわけです。たくさんの意見がずっとずっと出続けているにもかかわらず、会長と事務局が、ゴーしなければと言いながら認可適当をとり、そして認可適当の後は、認可に向かって、開校に向かって、会長と事務局が一緒になって進めてきたんじゃないかなというふうに思います。
 特別支援の補助金申請は不正があったこと、このことは先日の私の質問以降、調査を一生懸命していただいて、本当にありがとうございました。その調査の中で明らかになりました。
 ただ、平成二十七年一月の臨時審議会で、私学課は、特別支援の関係については他園と比べて多いということはございません、こういうふうに答弁をしてたんですよね。他園と比べて多いことはない、でも調べてみたら不正の数のほうが多かったというのが今回明らかになったことじゃないかなと思いますし、先日の委員会で、私、他園に比べてここだけ多いよ、塚本幼稚園だけは特別支援児が一〇%を超えてるよというふうに申し上げた。その根拠になる資料を下さったのは私学課の方ですよ。だから、皆さんのところでちゃんともともとチェックしていれば、他園と比べて遜色ないではなくて、他園よりも多かったというのははっきりしてることなのに、それも私学審の中で、他園と比べて多いということはございません、大丈夫ですよというふうに私学課は言ったわけですよ。
 他園は三、四年に一回の監査、幼稚園はたくさんありますから、これは先ほどのお話にもありました。塚本幼稚園は毎年監査をしてきた。これはきょうの報告にもありましたし、先日の私の質問に、私学監がそう答弁もされています。毎年監査されてるということは、ちょっとチェックが必要かなというふうに見ておられたところだというふうに思うんですよね。
 賃金台帳と出退勤簿の照合というのは、私も保育園におりましたからわかりますけど、監査のときにやりますよね、必ずね。なのにこれまでやってこなかったのかなというのが疑問でもあります。それを大丈夫ですというふうに私学審では説明をしているわけです。
 今、森友学園は民事再生の適用中です。藤原工業は学校を差し押さえました。藤原工業も危ないんじゃないかといううわさもされています。大阪府の約六千万円の返還要求も、もしかしたらもう返ってこないんじゃないかなというような財政状況に森友学園は今あるのではないか、こういう不安もあると聞いています。
 学校建設ができなくなると、途端に財務状況が悪くなる。学校をつくられへんかったからとさっき言われてましたけど、寄附金も名前がしが明らかになった。実際にどんだけの寄附が集まったかというのは、もう今の時点ではわからないわけです。ということは、もともと財務状況がそんなによくなかったのではないかということが推察できます。
 平成二十九年二月二十二日の審議会の時点では、入学志願者が四十人と五人、生徒数も見込みよりも随分少なかった。生徒が来ないのに安定的・継続的運営はできません。それでも、ことしの二月二十二日に開校に向けてまだ突き進もうとする。こうやって幾つも幾つも幾つもあるハードルを上手に越えながら森友学園に協力してきたのが私学課ではないでしょうか。
 最後に、政治家のかかわりについてお聞きをいたします。
 前回の委員会での審査後に、国会で証人喚問が行われました。この証人喚問を理由に私学課の調査延期を籠池さんは申し入れてきはったりもしはって、なかなか調査が進まなくて、皆さん御苦労されたんじゃないかなと思いますが、この国会の証人喚問で、籠池氏は、今はお亡くなりになっています畠府議会議員が森友学園の監事を務めていた、こう証言をしています。私学課は、畠氏が監事を務めていたことは御存じでしたか。
◎私学課長(吉本馨君) 学校法人の理事、監事の変更につきましては、法令の規定に基づき大阪府に届け出がなされております。
 しかし、法人の役員氏名につきましては、大阪府条例公開条例第九条第一号に該当するため、公開できないこととなっており、お答えできません。
◆(石川たえ君) また、中川氏が平成二十六年十二月の審議会後に籠池夫妻と会い、私学課への聞き取りをしています。これらのことが私学課の判断に何らかの影響を与えていますか。
◎私学課長(吉本馨君) 中川議員からの問い合わせにつきましては、審議会の日程や状況確認のみでございますので、私学課の判断に影響を与えるものではございません。
◆(石川たえ君) 畠議員が監事を務めていたということは、畠氏は森友学園側の人間である、こういうふうに言っても過言ではありません。そして、二〇一四年四月、国も府も森友学園の認可ありき、土地使用ありきで動き出す、まさにこのときに松井知事はこの畠氏は面会をしています。
 先ほどの社長さんも、畠さんと松井さんは親しい間柄やで、こういうふうにお話もしてくれました。知事の関与は本当になかったのか、こういう疑問も私は払拭できません。
 平成二十九年二月二十二日の記者会見で知事は、財務状況と先生の配置基準はクリアする方向でまとまってきた、全然財務状況はまとまってないと思いますけどね。私学課は、入学辞退者が出ても安定的運営がされればオーケー、こう言いながら進んできています。私学課と知事は、財務状況が悪いことがわかっていても、平成二十九年、ことしの二月二十二日まで、認可だ、認可ありき、開校、こう言って進んできた、これが真相ではないでしょうか。建設費はどんどん変わる、資金計画や財務状況は成り立たない、生徒募集も信憑性もないままに進み集まらない、どう見ても認可できないはずなのに、開校一カ月前の審議会でも開校に向けて走ろうとする。条件つき認可適当です、この条件をクリアしなければ認可はできません、こういうふうに言っていたんですよね。でも、条件は何ひとつクリアされていません。何ひとつ条件がクリアされていないのに、これを課長が一人で判断して、課長だけが判断して突き進んでいった、独自に行った、こんなことは決してあり得ないのではないかというのが私の実感です。
 マスコミでは、この案件は安倍昭恵さんの案件だ、こういうふうに報道しているところもあります。国会審議の中でも、安倍昭恵夫人の関与の事実が少しずつですが明らかになってきています。そして、梶田会長は、この昭恵夫人とも会ったことがあるとマスコミでも報じられていますし、平成二十七年九月四日には、奈良学園大学に安倍昭恵夫人が来ていた、こういうことは我が党の国会質問への答弁でも明らかにされています。昭恵夫人と会長は知り合いだったのではないでしょうか。そして、この安倍昭恵さんの案件をみんなで寄ってたかって進めてきたのではないか、これが府民の疑問です。
 百条委員会をきちんと設置して、少なくとも梶田会長、近畿財務局、そして松井知事には真相を聞くべきです。情報公開請求しても今は出せない、この繰り返しではなくて、資料の全部公開、そして関係者の証人喚問を引き続き求めて、私の質問を終わらせていただきます。



   


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