「”暴言”教育委員罷免を」


 
党府議団 知事に申入れ


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副知事に申し入れる日本共産党大阪府会議員団 (右から)副知事、宮原団長、阿部議員、岸上議員、小林議員、(手前左から)奥村議員、小谷議員、黒田議員=22日、大阪府庁

  府教育委員会会議(8月26日)で、「人間は夜行動物ではない」「夜になると行く」「バーやキャバレーとかではない」「挫折した子どもに愛の手の固まりは要らない」などと教育委員が発言した問題で、日本共産党大阪府議団は22日、教育委員の罷免求める申し入れを太田房江知事に提出しました。
 問題の発言があった教育委員会会議では、府立夜間高校を14校廃校にして約半分にするなどの計画案を審議、決定。「夜行動物」などの一連の発言は、この審議の中で、教育長のほか出席した4委員のうち3人が口々に行いました。
 この問題では、同党府議団が教育委員に発言の撤回と謝罪を求めたのをはじめ、教職員組合や女性団体などから罷免要求が出ています。
 申し入れは、教育委員会会議は、府の教育行政の最高意思決定機関であり、「暴言は、府民の期待を裏切るばかりでなく、ことの重大性から看過でき」ないとし、『地方教育行政の組織及び運営に関する法律』で定める「委員は、人格が高潔で、教育・学術及び文化に関し識見を有するもの」からみても不見識とのそしりを免れないと指摘。
 計画案の是非にとどまらず、生活困難や心の悩みなどさまざまな困難をかかえた子どもの教育権すら否定するものだとして、任命権者の知事の責任を問うとともに、不見識な発言をした教育委員の罷免を求めています。
 応対した高杉豊副知事は、「1つひとつの発言を見れば遺憾と言わざるを得ない」「生徒や関係者に非常につらい思いをさせたことについては言われるとおり」とのべ、申し入れの趣旨を知事に伝えると答えました。

 




2003年9月26日付
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日本共産党大阪府議会議員団