党府議団

府教育委員の不見識発言  

 " 撤回と謝罪を要求"  

 
 
 
    日本共産党大阪府議団(宮原たけし団長)は29日、府教育委員会(熊谷信昭・委員長)に教育委員会会議での「不見識な発言」撤回と謝罪を求め申し入れました。宮原たけし、阿部誠行、黒田まさ子、奥村健二各議員が参加しました。
 大阪府教委が、26日の教育委員会会議で、たとえば夜間定時制高校については、出席した教育委員五人のうち3人が「昼間は行くのがいやだが夜になると行くと」「そんな夜行動物ちゃうわな。人間は」「バーやキャバレーとかではないんだから」「何もみんな、挫折した子への愛の手の固まりは要らないと思う」などと、およそ、教育行政の最高意思決定機関での公の発言とは思えない暴言をしたものです。
 この教育委員会会議で、29校ある夜間定時制高校を15校に減らすことなどを決めました。
 宮原氏は、申し入れのなかで、@困難をかかえている子どもも含め、すべての子どもの教育権を否定する弱肉強食の論理そのものの不見識、不適切な発言をした教育委員は謝罪と撤回をすることA会議に出席した教育長や事務局が、なぜ反論をしなかったのか、釈明すること―を求めました。
 応対した竹内修教育長(教育委員会委員)は、問題になっている発言については、大要そのとおりと正式に認めました。
 同日正午、急きょ記者会見をした竹内氏は、「だれだれをもって『夜行動物』と決めつけたわけではない。侮辱と受けとめられると遺憾」とのべ、教育委員に速やかに回答するよう求めるとの態度を示しました。  




2003年8月30日付
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日本共産党大阪府議会議員団