府議会改革29項目を提案
正副議長に党府議団

 日本共産党府議団は13日、府議会の民主的改革について、岩見塞光議長、西村晴天副議長に提案書を手渡し、懇談しました。

 阿部誠行幹事長が説明。府民の暮らしと大阪経済の困難、格差が広がっているなかで、「府議会は府政を府民の立場からチェックするとともに、府民の声を直接府政に屈ける重要な役割を担っている」と指摘し、「そのためにも改革をいっそうすすめることが求められている」と強調しました。

 提案は29項目にわたり、具体的には、「議会運営の改善」として少数会派にも十分配慮し、審議を十分つくすよう求め、.▽会派代表質間は各会派平等に最小限1時間を保障する▽5月、12月の定例会でも常任委員会審議を行う▽請願、陳情等は各常任委員会で審査の時間を設け、請願・陳情人の趣旨説明やそれに対する審議の機会を保障するiなどを提案しています。

 「議会費の節減と冗費の削減」では、政務調査費の還用を厳格に行い、府昆にすべての使途を領収書・関係書類を添付して公開することや、.府財政危機のもとで海外視察の中止や議員報酬の思いきった削減の検討などを提案しています。

 ほかに、他県でも実施している「文書質間」の導入、現行議員定数の維持、1人区、2人区などの事実上の小選挙区をなくす――などを提案しています。

 岩見議長は、「みなさんと話し合いながら、変える必要のあるものは変えていきたいと考えている」と述べました。

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2007年6月15日付「しんぶん赤旗」より