「身を切る改革」を叫ぶ政党が、その一方で国会議員の文書交通滞在費など、税金を私的に流用していることが問題になっています。大阪府議会でも、維新の会は２０１２年度以降、政務活動費５千万円以上を使って７回の豪華海外旅行に出かけています。
　７月８日に公表された府議会の２０１８年度政務活動費収支報告では、１８年度が改選前だったこともあり、政務活動費を海外視察に使った会派はありませんでした。
　しかし維新の会は静岡や首都圏を視察した際に全員が新幹線のグリーン車を使用。公明党も視察を１０回行い、新幹線ではほぼグリーン車使用、行先には創価大学も含まれています。
　維新の会には、倉庫の賃借料や玄関マット、飲料水、ソファーのカバーなどへの支出や、改憲・右翼団体「日本会議」や「日本教育再生機構」の会費、研修会参加費に充てている府議もいます。
　大阪府議会の政務活動費は議員１人につき月上限５９万円。原資は府民の税金です。使途は議員の政務調査などに限られ、残金は返還することが義務づけられています。

維新の会大阪府議団の海外「視察」　（2012年度～）