大阪府議会は２５日、委員定数を２０人から１４人へ大幅削減する決算特別委員会の設置を日本共産党以外の賛成多数で可決しました。
　議案は維新、自民、公明が共同で提出。これにより議員数２人の日本共産党は委員から除外され、決算審議ができなくなります。
日本共産党の宮原たけし府議の談話
　決算特別委員会は府の予算執行を全面的に検証し、府民福祉の向上に何ができるかを明らかにする極めて重要な委員会です。そのため定数は、議員定数が１００人以上だった時代から８８人に削減された昨年度までずっと２０人とされ、通常の常任委員会よりかなり多い定数で設定されてきました。
　昨年度の決算委貞会では従来のひとり１時間（質疑応答合わせて）の質問時間が３０分に半減されました。各委員ができる松井一郎知事への質問は共産党しかせず、決算委が形骸化してきています。
　今回の定数削減は、決算委員会のあり方の大きな後退が危惧されとともに、共産党の発言を封じるごとが背景にあるのは明らかです。
　今後、少数会派の決算委への参加、定数の復元などを求めていきます。