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大型開発・カジノ推進 松井知事が所信表明 府議会

 大阪府議会は14日、本会議を開きました。

 松井一郎知事は2期目就任にあたっての所信表明を行い、「今後の4年間でめざす大阪の姿」として「副首都」大阪の確立をかかげ、カジノやリニア新幹線、鉄道の延伸、高速道路のミッシングリンク解消などの大型開発、インフラ整備の推進を表明。
 「福祉・医療の充実」というものの具体性はありません。
 府立と市立の大学や役割と機能が異なる研究所の統合などを早期に実現したいと述べました。

 議会には、全国学力学習状況調査(学テ)に代わり、高校入試の内申点に反映させるための府独自の中学3年生へのテストに9900万円の一般会計補正予算、副知事に新井純氏(60)、監査委員に元オリックス役員の森田秀朗(65)などの議案を提案。
 2014年度決算と副知事、監査委員の人事について即日採決が行われ、賛成多数で認定、同意しました。
 日本共産党は一般会計決算と監査委員の選任などに反対しました。

 今後、17日に代表質問、21日に教育常任委員会、22日に本会議を開き、議案の採決を行います。
 先に提出されている府立大学と大阪市立大学の統合について22日に採決の可能性があります。



松井知事がおこなった所信表明について、共産党府議団・くち原幹事長は以下のコメントを発表しました。

松井知事の二期目就任にあたっての所信表明について

2015年12月14日
日本共産党大阪府議会議員団幹事長 くち原亮

1.本日の大阪府議会本会議で、松井一郎知事が二期目就任にあたっての所信表明をおこなった。

2.所信表明では、「今後の4年間でめざす大阪の姿」として、「目標を副首都・大阪の確立という具体的なミッションとして掲げ、(中略)これからの4年間でその土台を築いてまいりたい」と述べ、「強力な国土軸」としてのリニア新幹線など、「副首都にふさわしい交通・物流機能インフラの整備をめざす」とし、府政運営についても、「鉄道の延伸や高速道路のミッシングリンク解消」といった交通インフラ整備や「うめきた二期」事業を進め、IRの「大阪での立地実現」など、大型開発やカジノ誘致を推進していこうとしている。

3.一方、府民施策については、「雇用促進や、子育て支援などを実施」、「子どもたちを育む教育も重要」、「健康寿命の延伸、高齢者や障がい者などすべての人々が活躍できるまちづくりなど、福祉・医療の充実を図る」などと述べているものの、具体的施策の提案などはなく、その記述も全体のごく一部にすぎない。

4.「副首都」や「都構想」など、「統治機構についての議論」や「大型開発」の推進に、大切な人材や財源を投入することになれば、真に必要な府民施策に振り向けることができなくなり、府の借金を増大させてしまうことにもつながる。

5.必要なことは、「統治機構についての議論」や「大型開発の推進」ではなく、医療や福祉、教育の充実など、府民のくらしや雇用、中小商工業者の経営を守り、応援を強めることである。公共事業についても、特養ホームや保育所の建設や住宅・建築物耐震化の推進、河川整備や下水道増補幹線整備などの浸水対策や土砂災害対策の推進など、くらしと地域に密着した福祉と防災のまちづくりの推進こそが求められるものである。

6.日本共産党大阪府会議員団は、引き続き、「維新政治」と正面から対決し、その本質と狙いを府民的に明らかにするとともに、府民的共同をさらに広げて、府民施策の具体的提案とその実現に向け全力で奮闘する決意である。

以上






   


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