維新・橋下氏関連政治資金政党助成金にパーティー収入／“宴会政治”？　飲食に２４０万円

　府選挙管理委員会は１１月３０日、府内政党・政治団体の２０１４年分の政治資金収支報告書を公表しました。

　報告書の提出義務のある２６６１団体のうち２５５２団体が提出、同年分の収入総額は８７億７００万円で前年を９億３７００万円上回りました。
　政党（支部）の収入４９億１５００万円のうち企業団体献金は２億７３３６万円でした。

　維新の会関連では、「橋下徹後援会」（奥下素子代表）のほか、橋下徹大阪市長が代表を務める団体が４つ見つかりました。

　最も収入が多かったのは「大阪維新の会」で３億７７９６万円。
　同年７月３１日付で解散した「日本維新の会」から計３億円の交付金を受けています。
　「日本維新の会」がこの年受け取った政党助成金は、８億２３７２万円。解散した日本維新の会と結の党が合流する形でできたのが「維新の党」（８月１日設立）で、約１２億円の政党助成金を受け取っています。

　「日本維新の会大阪支部」は、この維新の党から約９７００万円、維新の党大阪府総支部は９５０万円の交付金を受けています。

　パーティーの開催も盛んで、５団体で計４回、９４８３万円の収入を得ています。
　大阪維新の会が昨年９月に大阪市北区で開いた「大阪維新の会懇親会」では、６７１５万円の収入を上げており、建築会社など団体・法人が計１７０万円分の「パーティー券」を購入したことが記されています。
　形を変えた企業・団体献金です。

　飲食も盛んです。
　「毎日新聞」が、沖縄のガールズバーでの飲食を指摘し、橋下氏は、ツイッターで「僕らは専用階段で完全個室に入」った、「ガールズバーとの認識は全くありませんでした」などと反論。
　具体的な様子を述べていますが、そうしたところでの飲食に８万円を政治資金として支出したのです。
　更に翌日も同じ那覇市内で８万円の「会合飲食」を行っているのです。
　「橋下徹後援会」の２０１４年分の「会合飲食費」は約２４０万円。
　古い自民党型なれあい政治のような“宴会政治”ぶりです。

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