犯罪から府民守れ 警察常任委 蒲生議員が求める

 15日の大阪府議会警察常任委員会で日本共産党の蒲生健府議は、府民が安全・安心、平穏な幕らしを送れるよう最善を尽くすよう求めました。
 殺人、強盗、放火、強姦(ごうかん)、略奪誘拐、強制わいせつの6罪種が重要犯罪とされています。昨在中の府内の重要犯罪の認知数は1805件。5年前に比べて認知件数で27%減少し、検挙率は53.6%とl3.4ポイント増加しているとはいえ、全国平均と比べて検挙率で10.9ポイント下回り、件数も東京に次いで全国ワースト2位という事態が続いています。
 府警本部は「2008年から重要犯罪検挙対策の推進を重点目標のlつとして強力に推進している」「夜間時間帯に多発傾向にある状況を踏まえ、今年4月からは警察署の鑑識体制を強化する」など、より効果的な検挙対策を推進していくと述べました。
 蒲生健府議はまた、「囲い屋」による貧困ビジネスが、大阪市の調査で府内に6業者あり、約600人と契約していることがわかった問題を取り上げ、「実態はこの何倍にも上る。ホームレスらをアパートに住まわせ、生活保護費の8割近くを徴収するなど悪質なケースも目立つ」と指摘。府警本部として調査し、必要な対策をとるよう求めました。

2010年3月18日付「しんぶん赤旗」より