大阪府職員の採用凍結 知事発言撤回を 党議員団

 日本共産党大阪府議会議員団は12日、府職員の採用凍結を示唆する発言をした橋下徹知事に、発言の撤回を求めるなど雇用問題での緊急に申し入れました。製造大企業を中心に大量解雇・雇い止めが社会問題化するなか、雇用不安解消に努めるべき府が、逆に雇用不安をあおってはならないとし、職員の計画的採用と「雇用非常事態」を宣言し、状況の把握と必要な施策を行うよう求めました。

 知事の発言は11日、09年度の新規採用を見送る可能性を示唆、社会人の経験者を中心に採用する方針も示しました。

 緊急申し入れは、知事の発言は、雇用不安をあおり、公務サービスを後退させるものであり、発言の撤回を求めるとともに、35人学級の拡充や福祉、医療現場の職員確保や教務事務補助員の雇い止め中止などのほか、仕事づくりも提案。大企業に対し、雇用の社会的責任を果たすことも求めています。 

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2008年12月16日「しんぶん赤旗」より