大阪府は処分140人

 大阪府は、20日、府庁の裏金問題をめぐって、指摘流用をした職員2人を懲戒免職にするなど計140人の処分をは発表しました。


同問題の責任を取って、知事は減給100%(約145万円)を1ヵ月、副知事3人も1ヵ月の減給格50%とすることを決め、関係条例案を府議会に提出しました。


処分の内訳は、懲戒免職の2人ほか、停職1人、減給12人、戒告35人、文書訓告78人部長注意12人。


府は今後、会計担当者や監督責任者を中心に年5%の利子を含め計約9千600万円を3月末までに返還させます。


裏金に関与していたOBにも協力を求めていくとしています。


呼吸器・アレルギー医療センター(旧府立病院)などでの裏金づくりについては、事実関係が特定できなかったとして関係者の処分は見送りました。


その代わり、真相究明のため、大阪府警に刑事告発する方針を明らかにしました。

2007年2月21日付「しんぶん赤旗」より