指導監視強化求める 党大阪府議団 不二家問題で府に申し入れ

 日本共産党大阪府議団は1月31日、不二家泉佐野工場でのずさんな食品衛生管理が明らかになったことをうけ、大阪府に、事態の真相を究明し、食品業界への指導と監視を強めるよう申し入れました。


 同工場では、シュークリームの賞味期限を偽装していたことやプリンを賞味期限の表示のない状態で埼玉工場に移送していたこと、賞味期限切れの材料を使ったケーキなどを25万個製造したこと、同工場の製品回収基準が本社の基準と合致していないなど、ずさんな衛生管理が行われていました。


 申し入れでは、▽府民の命と健康、食の安全を守ることば府の責務であり、原因を徹底究明し、再発防止策を検討し、府民に公表する▽大規模食品製造施設には定期的な監視だけでなく抜き打ち検査を行うなど監視体制を強化する▽専任の衛生監視員の増員をはかるなど体制を強化する――など7項目を要望しています。


 応対した笹井泰典健康福祉部長らは、「企業のコンプライアンス(法令順守)、倫理がどうなっていたのかが第1にある。国とも協力してきっちりした再発防止策をとっていきたい」「監視指導を強化していきたい」と答えました。


2007年2月1日付「しんぶん赤旗」より

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