日本共産党大阪府議会議員団

大阪府議補選 定数2 東大阪で勝利
共産党10議席 提案権獲得
 
 6日に投開票された東大阪市選挙区の大阪府議補選(定数2、立候補5人)で、日本共産党のくち原亮(まこと)候補は2万1563票(得票率26・44%)を獲得、第2位で当選しました。一位当選は自民党公認の西野弘一氏(37)。7月2日、日本共産党員の長尾淳三市長が当選、民主市政を奪還したのに続く勝利です。
 午後10時30分、「くち原当選」の報が東大阪市永和の選挙事務所に届くと、詰めかけた支持者らは、いっせいに歓声を上げました。
 くち原候補の当選で東大阪市選挙区の府議定数7のうち、日本共産党が最大の3議席を占めることになりました。府議会でも日本共産党は10議席となり、議案提出権を獲得しました。
 府議補選には、くち原氏を含め、自民3(公認2、推薦1)、民主党員の前東大阪市議の5人が立候補しました。
 選挙戦で日本共産党のくち原氏は、「長尾市長と力を合わせて市民のくらしを守り、不公正乱脈な同和行政を終結させます」と公約をかかげました。「市長選で示された市民の願いを、今度は府政に広げましょう」「国民に痛みばかりを押し付け、『格差と貧困』を広げる小泉政治と、それに輪をかけた冷たい府政に『ノー』の審判を」と呼びかけました。住民税増税や国保料、介護保険料の値上げにたいする市民の怒りや不安は強く、その軽減などくらしを守る政策を前面にかかげる、くち原氏に市民の期待と共感が高まりました。
 一方、小泉流政治を府政、市政で「オール与党」の一員として推進してきた他陣営はまともに政策を語らず、とくに自民党は定数2に3人も立て、市民不在の勢力争いを繰り広げました。
 各候補の得票は次のとおりです。
 
当 西野 弘一 37 新 21,726
当 朽原  亮 46 新 21,563
  宗清 皇一 35 新 17,413
  青野 剛暁 32 新 12,462
  月岡 大介 33 新  8,385
(投票率 20・83%)

2006年8月7日付
「しんぶん赤旗」より
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