■■ 大阪府知事 太田房江様 
   ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 2005年4月28日
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 日本共産党大阪府議会議員
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 団長  宮原 威
      
鉄道事故防止のための緊急要望書


 25日朝、JR福知山線で脱線事故が起こり、大惨事となりました。
 脱線の原因は特定されていませんが、急なカーブに電車が制限速度を大きく超えるスピードで突入したことが原因の大きな1つとなっています。また、その背景に、効率優先で安全性を軽視したJR西日本の体質があります。 
 相次ぐ、列車事故や航空機事故をあわせ考えるなら、規制緩和など、安全軽視の国の交通行政のあり方も問わざるをえません。
 本来、鉄道事業者の監督は国の仕事でありますが、現に今回のような重大事故が起こり、多くの大阪府民も命を奪われ、負傷している以上、住民の安全に責任を負う地方自治体が無関心でいることは許されません。
 そこで、犠牲者と家族への支援と、事故の再発防止をはかるため、大阪府として下記の事項について措置を講じられるよう、申し入れます。

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1.今回の事故でなくなった方の遺族を力づけ、負傷者の早期回復をはかるため、市町村、医療機関と協力し、相談窓口の設置など支援体制を確立する。

2.国に対し、鉄道事業者に対する指導・監督の徹底とともに、公共交通機関の運行の安全確保の強化を求める。

3.府内の鉄道事業者に、下記の事項を含め、安全運行の徹底をはかるよう求める。

@急カーブ区間には、脱線防止ガードを設置する。

A「安全優先」の大原則を現場で保証する運行システム確立、自動列車停止装置(ATS)などの整備・改良をすすめる。

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日本共産党大阪府議会議員団