府議会
 
"太田知事「夫婦で食べた」"
ハンナンの高級牛肉 
浅田満元会長が贈る

 

代表質問=5日、大阪府議会本会議

 太田房江大阪府知事は5日、牛肉偽装事件で実刑判決を受けたハンナングループの浅田満元会長からもらった高級牛肉を自分で食べたことを初めて公にしました。
 府議会本会議で、日本共産党の和田正徳府議の代表質問に答えたもの。
 太田知事は、初当選した2000年の7月8日に、浅田氏の豪邸内にある迎賓館「聊娯(りょうご)亭」で副知事ら府幹部、自民党府議らとともに浅田氏と酒食をともにしています。「そのときに、最高級の牛肉を、一説によれば100c5000円以上の肉が3`も入っていたといわれているがおみやげにもらったというのは事実か」と、浅田元会長と太田知事及び府政との癒着を追及する和田府議に、太田知事は「量も価格も指摘のようなことはなく、夫婦2人で1回で食べきるだけの量だった」と認めました。 
 「これからよろしく頼む、というのが肉のみやげの意味だったのではないか」と迫る和田議員に、太田知事は「場所を借りただけ」「(みやげ)は儀礼的なもの」と逃げの一手。和田議員が「まったく納得できない。(みやげを)持っていくのは場所を借りた方ではないか」と指摘すると、議場は爆笑に包まれました。
 知事が接待を受けたこの時期は松原食肉市場公社の民営化をめぐる補償の大詰めの交渉が行われており、交渉の方向を決めた「手打ちの宴」であったといわれています。府はその直後の2001年9月議会で 一千万円の民営化のための調査費を計上、翌2002年に浅田氏が事実上支配する新会社、南大阪食肉市場株式会社関係に64億円の府費を投入しました。  

   

2005年10月7日付
「しんぶん赤旗」より
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日本共産党大阪府議会議員団