大阪府議会始まる
 
"府立高校、病院守れ"
   
要求掲げ府民集会
 
 

府議会開会日に開かれた府民集会。あいさつしているのは和田府議=28日、大阪城公園・教育塔前で
 大阪府議会9月定例議会が開会された28日、府庁近くの大阪城公園教育塔前で府民要求実現を求める9・28府民集会が開かれました。約250人の各界の代表が参加しました。
 大阪府が進めようとしている府立高校つぶし、授業料の減免制度の廃止、府立五病院の独立行政法人化に反対する府民の意志を示しました。
 日本共産党府議団を代表してあいさつした和田正徳議員は、不況や所得の減少のなかで府民のくらし、営業がいっそうの苦境に立たされているにもかかわらず、太田府政が、高齢者や障害者などへの医療費助成制度を縮小、定時制高校の半減、生活保護世帯への一時金の廃止などいっそうの負担と犠牲を押しつけていることを厳しく批判。
 その一方で、太田府政が総事業費659億円かけて建設した、りんくうゲートタワービルをわずか45億円で外資などの企業連合に売却したうえ、経営援助で63億円もの支援をする補正予算案を提案していることを指摘。

 「府の援助がなくても十分成り立っていくのに巨額の支援をするのは、企業をもうけさせるもの」ときびしく批判しました。
 集会では、大阪府立高等学校教職員組合の石崎真理子書記次長や大阪府職員労働組合の山崎峰人書記長が、府立高校の授業料減免制度の廃止問題や府立五病院の独立行政法人化問題で大阪府の姿勢を批判するとともに、府民のくらし、教育、いのちを守る立場での施策の充実を訴える発言をしました。

◇ 
   

同日、開会された府議会本会議で、太田房江知事は、りんくうゲートタワーを外国資本へ売却すること、その際、府の22億5000万円の債権を放棄することなど63億円の支援をすることなどを盛り込んだ補正予算案を提案しました。
 10月5日から7日にかけて日本共産党の代表、一般質問が行われます。 
   

2005年9月29日付
「しんぶん赤旗」より
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日本共産党大阪府議会議員団